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活動ブログ

2022. 07. 16 | まちかどサイエンス

仙台高等専門学校 庄司 俐津

仙台高等専門学校の庄司 俐津です。私は「帯化」の話をしたいと思い投稿いたしました。

 

始めに、私は現在ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシという繊維食害昆虫を使った実験をしています。毎年5~6月ぐらいになると、成虫は白い花に訪花します。私は毎年天童市の民家近くの川の河原に咲くマーガレットから成虫を採集しています。

 

さて、先日第一回の講義が行われたのですが突然変異をした植物を皆さんは見たことがあるでしょうか。下の画像は実際に私が撮影したマーガレットの突然変異です。このような突然変異は「帯化(たいか)」と言います。今回発見した帯化は花弁の付け根が細くなったものと筒状花が歪んだものの2種類でした。

帯化したマーガレット

帯化したマーガレット

マーガレット以外にも帯化をする植物はたくさんあり、タンポポやヒマワリなどの身近な植物も帯化をすることで有名です。また、観賞用として、多肉植物を意図的に帯化させたものもあります。

 

普段の生活であまり見つける機会がなくても、身近なところにも突然変異した植物があることに驚かされました。皆さんも、普段の生活の中で中々気にかけないところでもよく観察してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があるに違いありません。

 

投稿者 : 仙台高等専門学校広瀬キャンパス


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