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活動ブログ

2022. 08. 11 | 受講生ブログ(高校生)

たまごにっき③

こんにちは!仙台二華高校2年の田口怜奈です。

もうすぐ夏休みが終わってしまいます…。幼稚園の頃から夏休みは8月の3週目までなので、9月から学校が再開するのが一般的だと知ったときの衝撃は今でも忘れられません笑。

 

それでは、8月6日の講義を振り返っていきたいと思います。

 

1つ目は、大関真之先生の量子コンピュータ、量子アニーリングに関する講義でした。ユーモアやわかりやすい解説を交えながらの講義は本当に面白くて、オンデマンド動画も含めて6時間フルで見させていただきました!

量子コンピュータはとは、素子がつくる波の重なり(重ね合わせ)を利用したコンピュータです。素子1つで0と1両方を表せるため、0と1が別々の素子である従来のコンピュータに比べ特定の計算(素因数分解など)を速く省エネルギーで行えるという利点があります。大関先生は組み合わせ最適化問題の研究をされています。作った数式を量子コンピュータに計算させることで、例えば渋滞が起きない最適なルートを提案できるというものです。運送、農業、医療など多くの分野に生かすことができるので、スマートで安全な社会を実現するために今後欠かせないものになると思います。

 

続いて久利美和先生から、噴火を中心に防災についてのご講義をいただきました。

「おはしも」を知っていても、なぜ走ったり、しゃべったりしてはいけないのか、具体的にどう行動するべきなのか理解できなければ、災害発生時に応用することができません。私自身、3月に大きな地震があったとき、立っていられないような激しい揺れの中で「地震の時はドアを開けないと!」と咄嗟に思い、手を挟みかけてしまいました。防災教育で大切なのは災害を理解することだというお話があり、知識だけでは危険なのだと改めて学ぶことができました。
講義後の話し合いで、「高校生になっても訓練や防災教育の内容は変わっていない」とおっしゃった方がいて、とても共感しました。私達は自分の命の守り方だけではなく、人を助ける立場になったときに何をするべきなのかを考えていかなければいけないのだと痛感しました。

この講義では、幸運なことに先生に直接質問させていただくことができました!基本的な質問ではあったのですが、社会における科学者の役割について新しい発見がありました。ありがとうございました!

 

ミニ講義では、「科学記事を読みこなす」ということで、同じグループの受講生の方と環境問題へのアプローチについて話し合いました。環境問題やその解決による影響はは人々の幸福度に関わってくるので、科学や教育、経済など、様々な視点で考えることが大切だと感じました。発表会に向けて、たくさん意見交換をしていきたいと思います。

 

今回は発言する機会が多かったのですが、頭の中を整理しながら分かりやすく話すのに慣れてきた気がします!これからも頑張ります。

暑い日が続きますが体調に気をつけてお過ごしください。最後までお読みいただきありがとうございました!

投稿者 : 宮城県仙台二華高等学校

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