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活動ブログ

2023. 03. 23 | 受講生ブログ(高校生)

卵の奮闘 No.4

こんにちは。富谷高校2年安倍魁星です。もうすぐ3月も終わり、新学期に入ります。この1年充実した日々を過ごすことができましたか?僕は目の前のやるべきことをこなすだけも精一杯だったような気がします。そして、高校1年生の時よりも時間の流れが経つのが速くなったような?気がします。

第8回講義

さて、2月18日の講義は岩渕好治先生の「薬を作る化学技術」です。薬といえば、最近ではニュースでよく処方の仕方について健康番組で放送されているイメージがありました。前半は薬物の歴史について解説してありました。その中で、コペルニクスの地動説への転換のように薬学の中でも科学の変革が起きたそうです。僕たち人間を含む生物は有機物からなっていますが、それは生命力のない無機質からは生成されないというベルセリウスの生気説が一般論だったそうです。しかし、ベルセリウスの弟子であるヴェーラーが実験室で偶然無機質から尿素という有機化合物が生み出されたそうです。その後、有機化合物は単純な構成から複雑な構成へと生成されていきました。創薬開発の歴史を見るうえで化学の発展が欠かせないのだと学びました。講義に登場した色素の研究がどのように創薬の発展につながったのかという事項が理解できなかったので、今後調べていきたいです。後半は主に医薬品開発について解説してありました。講義で創薬開発の成功確率が少なくとも3万分の1だと聞いて非常に驚きました。科学の中でも再生医療が注目を浴びてきているようですが、遺伝子治療薬などの遺伝子による欠陥が原因で引き起こされる遺伝病に対する処方薬が増えてきて、個々の体に合わせた薬の開発が増えてくるだろうなと思いました。2035年には癌、2040年には糖尿病が治ると予想されているほど、めざましい医療の発展の渦中に僕たちはいるんだなと思うとすごいことだなと感じざるを得ません。最後に、先生がカールセーガンの「コンタクト」という映画を紹介していました。この映画は僕も中学生のときに見たことがあります。科学と宗教の関連性や科学者の在り方など様々なことを考えさせられて、非常に面白かったです。ぜひ鑑賞してみてください。

 

次に西條芳文先生の「知っておきたい研究倫理のキホン」について説明します。実験は適切に行われているのか?実験に再現性はあるか?などの倫理的な問題を具体的な事例を用いて主に説明してありました。僕の学校ではあまり、課題研究で実験をしたり生物を扱ったりしませんが、ニュースなどでクローン技術といった研究の倫理的問題について多数報道されていて、なんとなくしてはいけない掟について理解していました。今後、遺伝子学などの生物学の研究が飛躍的に進歩し、多くの生物遺伝情報についての研究が増えてくるので、より僕たちはこの問題に敏感になると思います。その中で、先生の講義を受けて、やってはいけないこととやってもいいことの区別をつけるための基本的知識を学ぶことができ、大変参考になりました。脊椎動物を扱う際、代わりの手段を用いるReplacement,実験動物の数を減らすReduction,与える痛みを最小限に抑えるRefinementの3Rの原則から考える必要があるそうです。後半では、グループで2つの事例から問題点とその解決策についてディスカッションをしましたが、他のグループで僕たちとは違った視点で考えているところもあったので、視野が広がりました。

発表会

3月11日の発表会では、様々な分野から切り込んだ研究が多くありました。内容は僕にとっては専門用語が多くて難しかったものの、地元の特産品を用いた研究など興味を惹きつけられましたものもありました。今後、僕も学校で富谷市についての問題点などを探る課題研究があるので、プレゼンの仕方やスライドにおいても参考になりました。

 

この1年間、専門用語の多さに圧倒されて講義内容を理解するのが難しく、なおかつレポートの質問も一筋縄では答えられないものが多くありました。しかし、僕が知らない他分野の講義も聞けて、また自分で後でより深く調べてみようと意欲的な部分にもつながり、本当に有意義な時間を過ごさせてもらいました。自分はまだ本当にやりたい研究が見つかっておらず、どんな科学者になりたいのかという質問にも答えられない身であります。そうした課題は学校生活の中でこの体験を生かして探していこうと思います。今回は科学者の卵養成講座に参加させていただきありがとうございました。また数少ない投稿ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、さようなら。

投稿者 : 宮城県富谷高等学校


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