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J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

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2025. 01. 31 | 小中学生向け 講義のお知らせ 未分類 

ジュニアプログラム:第4回講座が行われました

新しい年を迎え、冬の寒さが一層強まるこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、1月25日(土)に令和6年度「科学者の卵養成講座 ジュニアプログラム」の第4回講座が行われました。新年一発目ということもあり、受付を通る受講生の皆さんの表情はやる気に満ちあふれていました。

 

第4回講座は「ニュートリノで探る宇宙の謎」というテーマで、福田 善之 先生(宮城教育大学 教授)をお招きし、特別講義を行っていただきました。

 

 

 

 

 

 

まずは福田先生から、素粒子の一種であるニュートリノや、その観測装置であるスーパーカミオカンデなどのお話をしていただきました。講義内容は大学生の私自身も初めて触れるものが多く、非常にレベルが高いと感じましたが、マンガや写真を織り交ぜながらわかりやすく教えてくださいました。今でも多くの謎に包まれる「宇宙」に関わるテーマは、受講生の皆さんにとって非常に興味深かったようで、講義中も絶えずメモをとる姿や真剣な眼差しがとても印象的でした。小・中学校では教わることのない内容を学べる、貴重な機会になったのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

講義の後は2つの実験を行いました。1つめの実験は、液体シンチレーターの作製です。液体シンチレーターとは放射線でも微弱な光を発光することができる、ニュートリノ検出装置に用いられるものです。今回は有機溶媒や発光剤とバイアル瓶を用いて、実験台上でも簡単にできるものを作製しました。受講生の皆さんは慣れない実験操作に戸惑いながらも、班ごとに協力して実験を進めていました。実験前後のサンプルの写真を撮って比較するなど工夫を凝らす姿も見られました。

 

 

 

 

 

 

 

2つめの実験では、霧箱を用いて放射線を観察しました。こちらも実験台の上で簡単にできる方法でしたが、普段の生活では目にしない放射線の姿に夢中になり、どうしたらより見えるようになるのかなどと一人ひとりが考えを巡らせながら実験を進めていました。今まで見たことがなかった、知らなかったことを体感する面白さを味わう皆さんの様子は、まさに科学者の卵と言うにふさわしい姿でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講義終了後、受講生のお二人に感想を伺いました。

 

 

 

カワシマさん)講義の内容は難しく、学んでみてもやはりまだ難しいところがたくさんあったけれど、とても面白くて宇宙や素粒子のことをもっともっと知りたいと思いました!

 

コジマさん)初めてのことが多くてわからないことも多かったけれど、周りの人と協力し合い様々な不思議な現象を知ることができて楽しかったです!

 

難しい内容に食らいつく受講生の姿がたくさん見られ、メンターとしても非常に有意義な時間を過ごすことができたように思います。皆さん、お疲れ様でした!

 

次回のジュニアプログラム第5回講座は2月8日(土)に開催予定です。寒さや風邪に負けず、また元気にお目にかかれることを楽しみにしております!

 

文責:メンター 東北大学農学部 佐久間

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