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ニュース

2024. 10. 17 | 小中学生向け 講義のお知らせ 

ジュニアプログラム:開講式と第1回講義を行いました

10月5日(土)、令和6年度科学者の卵養成講座 ジュニアプログラムの開講式と第1回講義を行いました。初回ということで、保護者の方も大勢参加されました。初めて青葉山キャンパスを訪れる方も多かったのではないでしょうか。小中学校とは違う雰囲気、学校も学年も様々な受講生たち、机の上に用意された謎のボール。慣れない環境に、みなさんのドキドキが伝わってきます。

 

開講式、科学者の卵養成講座実施主担当の安藤晃先生(工学研究科・教授)、宮城教育大学ZERO-Step STEAMプログラムの渡辺尚先生からご挨拶がありました。

 

続いて、ひよこ(科学者の卵養成講座OBOG)の先輩方から受講生へのメッセージをいただきました。科学の視点を持つことの大切さを、パフォーマンスやグループワークを通して伝えてくれました。受講生たちの緊張も少しずつほぐれてきました。

 

 

 

 

第1回講義は、「人工衛星からのデータを操ろう ーダジック・アース事始めー」というテーマで熊野善介先生(宮城教育大学 特定研究補佐・静岡大学名誉教授)にお話しいただきました。

 

ダジック・アース(Dagik earth)とは、地球や惑星を立体的に表示するプロジェクトで、気象、海洋、地殻などの観測データやシミュレーションを表示することができます。3次元表示された惑星を動かして全方位から見ることができるのが特徴です。今回は一人一台用意されたコンピュータを使って惑星を観察しました。

 

まずは月を見て、不思議に思う点を挙げていきました。最初は迷う場面もありましたが、みなさんすぐに操作に慣れたようです。

 

次に、地球の雲の様子と海水の塩分濃度を表した図を見比べて、データの関係を考えました。一見関係のない2つのデータに着目し、共通する点を見つけることが、宇宙や地球の謎を解明する鍵になるということを学びました。利用可能なデータを活用して、自宅や教室で、宇宙規模の新たな発見ができるかもしれません。

 

 

 

 

ここまでは画面上で惑星を見てきましたが、地球儀を作製して実際に手に取って観察してみましょう。型紙を切って発泡スチロールのボールに貼り付けるのですが、熊野先生曰く、初挑戦で上手く作るのは難しいとのこと。みなさん真剣に作業しています。

 

 

 

 

近くの受講生と相談したり先生やメンターに聞いたりしながら、徐々に完成形に近づいてきましたが、ここで講義時間は終了。休憩中も大半の受講生が作業を続けていました。メンターも一緒に作りたい気持ちをぐっと堪えて受講生のサポートに徹していました、、

型紙はダジック・アースのHPからもダウンロードが可能です。色々な種類の模型を作ってみるのも楽しいですね。

 

講義終了後、受講生にお話を聞かせていただきました。

 

初めて講義を受けた感想は?

講座と聞くと授業のようなイメージがあったけれど、実際に工作をしてみたり、実験のような楽しさがあって分かりやすかった。(マサムネさん)

 

 

講義内容はいかがでしたか?

人工衛星などの技術が、天気予報など自分たちの生活に役立っていると感じ、色々なところで気象や地学が使われているのだと分かった。

地学が面白いと改めて感じられた。データが整えられていて、研究に必要な材料が意外と揃っているのだと分かった。好きな分野である物理以外のことでも、何か研究を大学でやってみようかなと思った。

(タナカさん、タナベさん)

 

ジュニアプログラム第2回講座は11月10日(日)です。

受講生のみなさんは、講義に参加している時間以外も「科学者の卵」です!次の講座までの間、ブログも活用して日々不思議に思ったことを深掘りしてみてくださいね。

 

今回の記事は、メンター 佐倉田(農学部)が担当いたしました。

 

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