11月に入り冬の足音が近づいてきましたね。朝と夜の冷え込みが厳しい時期になりつつありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
11月10日にジュニア基礎コースの第2回講座が行われました。今回は宮城教育大学で2名の先生方のお話を聞いて、ストローロケットや写真立てを作りました。
まずは、宮城教育大学特定研究補佐・静岡大学名誉教授の熊野善介先生に「ゆっくり垂直に飛ぶ、風船ストローロケットを作ろう」という題目で講義を行って頂きました。試行錯誤を繰り返して、ゆっくり垂直に飛ぶ風船ストローロケットの作成に挑戦しました。受講生に話を聞いてみると、なかなか思うようなロケットを作ることができずに何度も挑戦するのが楽しかったとのことでした。このロケットは、風船、ストロー、画用紙、セロハンテープ、ボンド、輪ゴム、ポンプといった、百円均一店で揃えることのできる材料で作ることができるので、ぜひ自宅でも作ってみてください。
次に、宮城教育大学教科教育学域(技術科教育)准教授の板垣翔大先生に「3Dプリンタやレーザー加工機によるデジタル加工」という題目の講義を行っていただきました。フィラメントを熱で溶かして、縦、横、上下の動きだけで様々な立体を下から造形する3Dプリンタの様子に興味津々の受講生が多かったです。またXTOOLを使って、背板とアクリルカバーの外枠や留め具の穴、スタンドの穴を製図し、カバーに彫刻する言葉を打ち込みました。
図形のサイズや位置などの設定が複雑で、集中して取り組んでいる受講生の姿が見られました。彫刻するフレーズも様々で、製作日の日付や推しのグループ名、飼っているインコと自分の名前など、加工機のある教室までの移動時間を楽しませていただきました。一番印象に残っているのはPerfect Humanに肖ったBeautiful Humanです。
さて、レーザー加工機で切断と彫刻を行ってから、あらかじめ3Dプリンタで印刷された留め具を組み合わせて写真立ての完成です。家に帰ってから早速、お気に入りの写真を飾った受講生も多いのではないでしょうか。
講座終了後、受講生の方に講座の感想をお聞きしました。
「特にレーザー加工の微調整が面白いと思いました。(写真立ての製図の)ソフトを使うのもはじめは難しかったけど、だんだんと使えるようになってうれしかったです。自宅で写真立てを飾るのがとても楽しみです。(岩間彩佳さん)」
次回のジュニア基礎コース第3回講座は、2024年12月7日(土)に開催されます。変わらず元気な受講生の姿を見るのを心待ちにしております。
岩手大2年 野呂