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2024. 01. 19 | 小中学生向け お知らせ 

ジュニア基礎コース:第4回講座が行われました

2024年、年明け初のジュニア基礎コースの第4回講座が、1月13日に行われました。
第4回講座は、東北大学総合学術博物館(理学部自然史標本館)の見学と、館長の高嶋 礼詩先生(学術資源研究公開センター)による講義です。

見学前の事前説明では、高嶋先生から、大学博物館のもつ役割や、展示物のみどころ、展示物についているラベルの見方、各地質時代はどのようにして決定されているのか、など説明がありました。

 

           

 

「大学博物館の重要な役割の一つは、論文に掲載された標本を適切に維持・管理すること。管理している標本の大部分が、展示目的ではなく、研究目的であることが大学の博物館の特徴です。そして、展示物のラベルの見方を知っておくと、その標本の背景を知ることができ、また違った楽しみがあります」と高嶋先生。
事前説明後、「みどころBOOK」を持って、博物館へ出発です。

 

         

 

博物館では、引き続き高嶋先生に、みどころを中心に展示物について説明頂きました。

 

         

 

          

 

         

 

展示を見学した後、バックヤードも見学させて頂くことができました。
このたくさんの引出しの中に、重要な研究資料が分類され、管理・保存されています。受講生は、様々な引出しを開けて、その貴重な標本に見入っていました。

 

見学後は講義室に戻り、「『標本』を通して理解する 地球の歴史、地域の大地の歴史、災害の歴史」というタイトルで、引き続き高嶋先生の講義を受講しました。
講義の中では、仙台で発掘された標本に刻まれた、大昔の地球温暖化の現象に触れられ、これらの標本から将来温暖化になったら仙台がどうなるのかが推測できることや、地層の剥ぎ取り標本からは津波・地震がどれくらいの頻度でおきていたのかが分かることなどの説明がありました。受講生は、標本を通して分かる様々なことに、とても興味深そうに聞き入っていました。

 

         

 

講義終了後、受講生に今回の講義について感想をお聞きしました。
「標本から、昔、温暖化があったことを知ることができて、そしてこれからの自分たちにどう役立てることができるのか、というお話が一番印象に残りました。未来のことを考えるだけではなく、昔のことを学ぶことによって、よりこれからのことを未来のことを予測できるようになる、ということが分かりました。」(熊井 亮さん)

 

見学のみではなく、講義も受講したことで、博物館の魅力とその重要性をより深く知ることができた機会となったのではないかと思います。ぜひ講義の感想を、受講生ブログにアップしてくださいね。

 

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次回、ジュニア基礎コ―ス 第5回講座は、2024年2月17日(土)です。

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