まだ少し暑い9月13日、しとしと雨の降る青葉山キャンパスにて、ハイブリッド形式で高校生プログラムの第4回特別講義が行われました。
開始後30分ほどはアイスブレイクの時間でした。
対面講義会場には多くの受講生が参加しており、楽しく交流することができたように思います。対面講義メンターとしても、受講生の皆さんとお会いして話すことができ、大変嬉しかったです。
最初の講義は大学院工学研究科・教授の北川 尚美先生による「国内資源の循環を考える~バイオ液体燃料の活用~」
という講義です。
科学的な部分だけでなく、社会的な部分についてもハッとさせられる部分が大変多く、講義後のディスカッションも盛り上がりました。
受講生の方に感想を聞くと『食用油を生産する過程で2〜3割の廃棄油が発生していること自体初めて知ったし、普段の生活の中でどうしても出てしまう廃食油を燃料や日用品に活用するという考えが非常に面白く、ためになる講義だった。私も自分の利益だけでなく環境に配慮して生活していきたい。』(東北学院高H・Iさん)と話してくれました。
事前講義では化学の内容が多く、特に高校1年生の方は難しく感じたようですが、高校2年生の受講生からは「化学で学んだ内容を生かして聞くことができて楽しかった」
という声もありました。
高校での学びと最先端の科学のつながりが感じられると、モチベーションも高まりますね!
二つ目は東 健一先生・福江 友樹先生(株式会社Glats)による「英語学習におけるモチベーションアップセミナー」でした。
フィリピンからオンラインで、現地との社会的背景の違いなどをお話しいただきました。
受講生のお一人に感想を伺うと、『ロジカルスピーキングは2回ほど取り組んだ。コミュニケーションは苦に思わないが、ライティングは苦手なので、ロジスピをもう少し頑張って取り組んでいきたいと感じた』(仙台青陵中等教育学校 K・Sさん)と話してくれました。
予習復習が大変だという声もありましたが、内容の充実度や興味深さは受講生の皆さんが羨ましくなるほどです…!
この貴重な機会を生かして頑張って取り組み、英語力を鍛えていって欲しいと思います。
最後に「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」が行われ、受講生は小グループに分かれて配布された科学記事を読み、感想を共有した後にグループごとの発表に向けて討論しました。
当日最初に行われた北川先生の講義内容に絡め、地球環境と科学の関係について考えたり、自分の身近にある科学に絡めて考えたりと、様々な視点から検討することができていました。
受講生の皆さんはグループ内で協力して発表資料を作り、来週に発表することになります。
どんな発表が聞けるのか楽しみです!
次の特別講義は10月18日です。
仙台は日増しに気温が下がり、秋の訪れを感じます。受講生の皆さんも、体調に気をつけて、次回また元気に会いましょう!
文責:東北大学4年 穂積