街の木々が色付くと共に気温も冷え込み、秋の訪れを感じる季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
2025年10月18日に高校生プログラムの第5回講座が行われました。
最初に情報科学研究科の大関真之先生による「量子アニーリングと未来の情報科学」という講義が行われました。
この講義は、受講生がいつでも質問を投げかけられる、いつもとは違った形式で行われました。
物理や研究に関わるものから勉強の悩みなど幅広い種類の質問が出ていました。
オンラインでの講義でありながらも、先生との距離感が近い中で行われる新鮮で活発な講義となっていました。
その中で、先生の学問への思いが受講生にも届いていたのではないかと感じます。

次に工学研究科の高橋征司先生による「酵素の分子デザインによる新奇バイオポリマー合成」という講義が行われました。
講義では今注目されているタンパク質の立体構造解析技術や天然のタンパク質を変化させて新しいタンパク質を作るという、
一連の研究内容などのお話がありました。
レベルの高い講義でしたが、講義やディスカッションを通して活発に意見を交換し自ら質問をする受講生の姿を見ることができました。

最後に「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」の発表会が行われました。
受講生は前回の講座から今回までグループで話し合いを重ねており、今回発表者がそれを1枚のスライドにまとめて1分間の発表を行いました。
指定された時間とスライドの中でそれぞれの班が工夫を凝らして発表を行っており、聞き手の受講生もそれを集中して聞いていました。
このような学びや刺激の場が受講生にとって良い機会となれば幸いです。


仙台では気温が下がり、寒い日が続いております。
ぜひ寒さに気を付けて次回の講義にも参加していただければと思います。
東北大学2年 硯里