12月も半ばを過ぎ、冬の寒さが身にしみる時期になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月14日(土)に高校生プログラム第7回特別講義が、対面・オンラインのハイブリッド形式で開催されました。
今回の講義の前には、高校生の発展コースに関する説明会が行われました。また、ジュニアプログラムの発展コースの説明会も開催されました。
さて、今回は2名の先生方に化学反応による物質の創製についてと、科学に関連したビジネスについての講義を行っていただきました。
最初に、東北大学大学院・工学研究科の滝澤博胤先生から「化学反応の場を探る~マテリアル・デザインと新物質探索~」という題目で講義を行っていただきました。
まだ化学について深く勉強できていない受講生もいる中、元素を組み合わせて新たな材料を考えるグループワークの時間には、周期表を見ながら試行錯誤して、新しい材料について考えを巡らせていました。講義を通じて化学への興味が深まった受講生も多いのではないでしょうか。
次に、東北大学大学院工学研究科の松下ステファン悠先生から「科学から生まれる”ビジネスの卵”講座」という題目で講義を行っていただきました。
この講義では、ジュニアプログラムの受講生にも参加してもらい、高校生と一緒にビジネスアイデアを形にするグループワークに取り組んでもらいました。初対面の受講生たちでしたが、ワークの時間には活発な議論が行われていたので、次回の発表でどんなアイデアが飛び出すのか非常に興味深いです。
講座終了後には受講生の方に講座を受けての感想をお聞きしました。
「化学は得意じゃないというか、まだ学校でやってない分野だったんですけど、今回の講座を通して化学の可能性みたいなところをすごい感じて、いろんな物質が作られていくところがすごい面白いなと感じました。」(ミズカミさん)
「難しい言葉もありましたが、大人になった時に非常に役立ちそうな情報を高校生たちとまとめることができました。」(ナカムラさん)
次回の高校生プログラム第8回は、年明けの2025年2月1日(土)に開催予定です。
2025年が受講生の皆さんにとっても実り多き一年になるよう、心からお祈り申し上げます。
余談ですが、2025年は1936年以来の平方数の年だそうです。何か面白いことが起こりそうですね。
それではまた次の講座でお会いしましょう。
福島大院・食農科学研究科 佐久間