街中の色合いが少しずつ変わっていく中で、季節の歩みが一歩後退したような暖かさの仙台で、皆さんに対面でお会いできなかったのは少し残念です…
さて、10月19日(土)に高校生プログラムの第5回特別講義が全面オンラインで開催されました。Zoom上でしたが、多くの受講生の皆さんが集まっていました。
最初は大学院情報科学研究科・教授の大関 真之先生に「量子アニーリングと未来の情報科学」という題目で講義を行なっていただきました。講義はいつでも受講生が質問できるような形で行われ、物理の勉強法から日頃の悩みまで質問が出ていて、大関先生と活発なやりとりが行われていました。講義を通じて物理の面白さに気づいた受講生も多いのではないでしょうか。
2つ目は東北大学・名誉教授堀井 明先生に「21世紀のがん医療 ~Precision Medicineと遺伝子医療~」という題目で講義を行っていただきました。日本人の生涯で2人に1人は罹患するといわれているがんについての講義で、発症のメカニズムや新型コロナウイルスによって話題に上がったことも多い、ワクチンに関するお話までいただき、興味深く聞いている受講生の姿がたくさんありました。
2つの講義が終了した後は、「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」発表会を行いました。発表時間が短く、グループの中でも打ち合わせの時間が多くは取れない中でもみなさんの資料はとても見やすくて、良い発表がたくさんありました。今回の経験を存分に活かして今後に役立てて欲しいと思います。
次回講義は科学者の卵養成講座OB・OG交流会があって、その中で先輩の話をたくさん聞けると思います。自分の将来について考える良いきっかけになれば…。
それではまた次回会いましょう!
東北大2年 川島