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ニュース

2023. 11. 30 | 小中学生向け お知らせ 

ジュニア基礎コース:第2回講座が行われました

東北大学青葉山キャンパスにも小雪がちらつく季節になりました。
11月25日(土)に開催されたジュニア基礎コースの第2回講義では、「人の認知を科学する~わかりやすさのヒミツ~」というタイトルで、広島工業大学の 安藤 明伸 先生(情報学部情報コミュニケーション学科)による講義が行われました。

 

    

 

例えば普段当たり前に使っている水道の蛇口。どのように使ったら水がでるのか、私たちはいつも「蛇口(モノ)」を見て、瞬時にその使い方を判断しています。今回の講義では、このように身の回りの物には「直感的」にどのように扱ったら良いかが分かる、「認知」の工夫がされていることに気づくことから始まりました。

 

講義では色々な課題が出され、受講生は2人1組で課題に取り組みました。「認知を誘発する工夫」を探す課題では、講義会場を出て、建物内にどのような工夫があるか探し、それをタブレットやスマホで撮影していきました。撮影した写真は、クラウドへアップロード。アップロードの操作が難しい受講生には、大学生メンター達がサポートしました。

 

    

 

    

 

建物案内板をリデザインする課題では、どのような工夫をしたら、より分かりやすく、行動を引き出すデザインになるかを考えました。デザインした成果はグループ同士で見せ合い、様々なアイディアに、受講生の間からは「なるほどー」「わかりやすいね!」などと言った声が上がっていました。

 

    

 

    

 

講義終了後、受講生の方に今回の講義について感想をお聞きしました。

 

「今まで気付かなかったけれども、普段生活の中で使っている色々な物の中には、様々な人の意図や、人をこんなふうに行動させよう、とさせるための工夫がたくさんされていることが分かり、面白いなと思いました。科学者の卵は、自分の知らなかった色んなジャンルの講義を聞くことができて、視野が広がる感じがいいなと思います。」(水上璃子さん)

 

「デザインに元々興味があったので、今日の講義はとても面白かったです。講義の最後に出てきた、認知(機能)が良いことだけではなく、悪いことにも働く場合もあることについて、今度はそのことを念頭に置いて、観察とかしてみたいなと思いました。科学者の卵で色んな講義を聴いて、これからどんなことを勉強していきたいか決めるときの参考にしたいなと思います。」(野中芽生さん)

 

講座の最後には、事務連絡として、事務局からホームページの活動ブログの書き方と、ポートフォリオシステムの使い方の説明がありました。受講生のみなさんには、ぜひ活動ブログを活用して、講義への感想や、考えたことなどを書いて頂きたいと思います。

 

 

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ジュニア基礎コ―ス 第3回講座は、12月23日(土)です。

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