緑が目に涼やかな青葉山キャンパスですが、仙台では珍しく、6月とは思えないほど汗ばむ陽気が続いています。
さて、6月15日に行われた、ジュニア基礎コースの第9回講座は・・・
VRゴーグルを付けた受講生の皆さん。科学者の卵養成講座、15年の歴史の中で、初めての講義風景です。
第9回講座では工学研究科創造工学センターを会場として、 「3DVRの構築のためのプログラミング実習」というタイトルで、中瀨 博之 先生(大学院工学研究科・准教授)による講義と実習が行われました。
3Dゲームで遊んだことはあっても、3Dゲームを作ったという経験がある人は、なかなかいないのではないかと思います。今回は、プログラム初心者、経験者のグループに分かれて、3Dゲームの構築に挑戦です。
実習ではunityというアプリケーションソフトを使って作業が進められました。「コンソール」「オブジェクト」「デバッグ」「インスペクター」「パラメーター」・・・など、耳慣れない用語に加えて、英語のスクリプトをキーボードで打ち込む作業は、初心者グループにとって最初は難しい作業だったようです。作業につまずいている受講生には、メンターもサポートしながら、実習は進みました。
だんだん操作になれてくると、アセットを利用した3Dフィールドが構築されるように。受講生それぞれが、アート心と個性を発揮し、熱心に作業に取り組んでいる姿が見られました。
プログラム経験者のグループでは、複数人のユーザーが参加できる鬼ごっこゲームの構築を行ないました。鬼ごっこの挙動のタイミングを考えたり、プレイ画面にUIをレイアウトをするなど、メンターの指導を受けながら一つ一つ作業をすすめていきました。
「このような(科学者の卵養成講座のような)体験をする上で重要なことは、いろんな体験を通して、自分はこれが楽しいと思うか、自分に合っているかなどを判断し知ることです。もし面白いと思えるものに出会えたら、インターネットで調べたり、お父さんやお母さんに尋ねたりするなど、もっと深く掘り下げてみて、自分が『本当に面白いと思えるもの』を大人になるまでたくさん見つけてください。」(中瀬先生)
講義終了後、受講生の方に感想を伺いました。
「今日の講義で、Unityを使った構築を自分は楽しいと認識することができました。とても面白かったです。Unityでは、色んなゲームを作ることができそうなので、今度挑戦してみたいと思います。」(佐々木 凌駕 さん)
今回は時間の制約もあり、3Dゲームの完成に至ることは出来ませんでしたが、受講生のみなさんにとって、またとない体験となったのではないかと思います。ぜひ講義の感想などをブログに寄せて頂きたいと思います。
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次回、ジュニア基礎コ―ス 第10回講座は、2024年7月6日(土)です。
開催場所が宮城教育大学になりますのでお間違いの無いようにお願いします。