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2026. 03. 12 | 小中学生向け 

ジュニアプログラム:第5回基礎コース講座が行われました

ジュニア基礎コース第5回講座が、2026年2月14日(土)に宮城教育大学理科学生実験棟で開催されました。

この日の仙台は朝は寒かったですが、講座が始まるお昼ごろは少し暖かく感じられました。

防寒着に身を包んだ受講生たちは受付を終えると、班ごとに着席して近くの受講生と会話を楽しんでいました。

 

2026年に入って2回目の講座となる今回は、仙台⻘陵中等教育学校の窪⽥篤⼈先生に「燃焼 〜炎の秘密〜」と題して実験を交えながらお話をいただきました。

 

 

 

受講生たちは保護めがねを着用した後、熱心に実験手順書に目を通していました。

「化学」を主なテーマとするのは今年度の講座では初めてだったこともあり、とても楽しみという声も多く聞かれました。

今回の実験は大きく分けて3つの部分から構成されており、実験を通して「燃える」ということがどういうことかを実感することができるようになっています。

 

まず1つ目の実験として、「燃焼」と「消火」の様子をマッチの火を用いて観察しました。

 

 

 

 

どうしてマッチに火がつくのか、またマッチの火を長く維持するためにはどうすれば良いのかを、マッチを複数本使用していろいろな方法を試しながら考えました。

受講生たちは「マッチをふる」「炎に息を吹きかける」「濡れた雑巾をかぶせる」「炎を上にしてマッチを持つ」「マッチを燃やしきる」「蒸発皿に入れて放置する」とマッチの火が消えることを発見しました。

自分の観察したことを分かりやすく言語化できており感心しました。

 

続いて、2つ目の実験として炎の性質を調べました。

 

 

 

 

本実験からはガスバーナーを使用するため、実験の前にガスバーナーを分解して仕組みを確認しました。

受講生たちは、ガスや空気の通り道がどこなのかを把握できたようです。

本実験は3つのパートから成り立っており、1つ目として、火が付いた割りばしを試験管の中に入れると白い煙が充満したり試験管の表面に液滴が付着したりすることを観察しました。

液滴の性質を調べる上では、水と混ぜて観察することで油かどうかを判断できるという意見や塩化コバルト紙の色の変化を観察すれば水を含むかどうかを調べられるという考えなど様々なアイデアが出されました。

2つ目として、割りばしを炭のようになるまで加熱したときの変化を観察しました。

加熱したときに発生する煙にライターの火をつけると、継続して燃焼することなどに気づきました。

3つ目として、炭状になった割りばしを酸素とともに丸底フラスコの中に入れて完全に燃焼をさせました。

 

 

 

 

受講生たちは、丸底フラスコ内で加熱しているときの炭状になった割りばしの色の変化や、丸底フラスコ内の気体は何かなどについて、BTB溶液や石灰水などの色の変化も踏まえながら考察を深めていました。

 

最後に、3つ目の実験として炎の性質をさらに詳しく調べました。

 

 

 

 

ロウソクの炎について、上方・中央・下方といった位置による違いや、ロウソクは芯がないと燃えないのかなどについて実験をしました。

炎の中にスライドガラスを挿入し、付着物を観察する過程では炎のどの位置にスライドガラスを挿入するかによって付着物の分布が大きく変わり、驚きの声をあげる受講生もいました。

さらに、エタノールやサラダ油の燃焼と芯の必要性についても調べました。

最後には、和蠟燭を使ってロウソクの炎を青くできるか試行錯誤しました。

和蝋燭は中心部が空洞となっており、受講生たちはストローを用いて息を吹き込むことで炎の色の変化を確認していました。

 

今回の講座を通して、受講生たちは燃焼について新たな気づきを得ることができたと思います。

炭が光を出して燃える様子や和蝋燭にストローで息を吹きかけたときに観察された小さな青い光は特に印象に残ったようです。

燃焼は身近な現象ですが、改めて観察したり「当たり前」だと思っていたことを言語化したりしてみることでその特徴を考えることができました。

炎の色や形など今回詳しくは扱わなかったことについても、身のまわりの体験と合わせながら考えてみると良いかもしれません。

 

 

次回は高校生プログラム令和7年度発表会の見学です(場所が宮教大ではなく復興記念教育研究未来館のため注意してください)。2月に入り、講座が終わる頃でも空が明るいため、日が長くなったことを実感します。寒い日が続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

次回も皆さんの顔が見られることを楽しみにしております。

 

 

 

 

文責:学生メンター 河野

 

 

 

 

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