東北大学が高校生等を対象として毎年実施している「科学者の卵養成講座」の取り組みに対し、三菱みらい育成財団賞が授与されました。
本取り組みが、卓越した能力を持つ人材を早期に発掘育成する先端・異能発掘・育成プログラムとして特に優れている点が評価されました。
「科学者の卵養成講座」は東北大学が平成21年度から14年にわたって継続して実施している教育プログラムで、毎年100名規模の高校生を公募し、大学レベルの講義や研究室での実習を通じ、領域横断的な科学の眼と国際的な視野を広げる活動を行っています。
平成26年度からは科学技術振興機構(JST)グローバルサイエンスキャンパス事業、また令和3年度からは三菱みらい育成財団から支援を受けています。また、優れた教育活動として、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)も受けています。
受講生等の多くは本学をはじめ全国の国公立大学、そして海外の大学へ進学し、修了生の中からはすでに研究者として世界一線級の研究を進めている者も輩出しています。
本講座は優れた高校生を見出し育成する教育プログラムとして、今後も新しい展開を図ってまいります。