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2022. 10. 26 | お知らせ 

「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」発刊

7月30日に植物の生殖、特に自己花粉と非自己花粉を識別する「自家不和合性」について紹介しました。興味を持ってくれた方もいたと思いますし、植物の不思議の一端を垣間見た方も。大学での植物科学のまなびの先取りに、これはという本を渡辺他、3名の先生方と執筆しました。といっても、書き始めは2020年の7月くらいですから、2年あまりかかりました。

 

著書名 エッセンシャル植物生理学 農学系のための基礎

著者   牧野 周/渡辺正夫/村井耕二/榊原 均・著

発行   2022/10/20

ページ数   272 page

出版社 講談社サイエンティフィク

 

ISBN   978-4-06-529581-6

タイトルに「農学系のための基礎」という副題をつけたのは、ちまたに多く出ている植物生理学の教科書はモデル植物での事例の紹介が多いのがほとんどです。そこで、農学部で学びたい、モデル植物でなく、作物でどのようなことが起きているのかを知りたいなどを考慮して、この教科書を執筆し、実際の作物生産に植物科学が応用されているのかに力点をおきました。もちろん、基礎的なことであっても、高校での生物での学びよりはかなり深いものがあります。

 

 

農学だけに限らず、現在の「植物科学」を理解するために、こんなことを学ぶことが求められているということ(例えば、形態学、遺伝学、植物科学の今日までの発展の歴史など)を1冊の書籍に詰め込みました。植物、農学はもちろん、関連分野、新たに植物のことも学んでみようという方にはお薦めです。書店、アマゾンなどで入手できます。

また、この書籍の簡単な説明記事、2min程度の動画を用いての本書籍のほぼ全ページをカバーし、紹介したもののlink先などを渡辺の研究室のHPにまとめました。あわせて、ご覧下さい(http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/news2/2022/10/21094339.php)。

 

では、11月の講義ではキャリア教育について行います。その時、お目にかかります。というか、読んだ方は是非、感想を聞かせて下さい。

 

 

わたなべしるす

 

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