「環境・食料・人口爆発」など21世紀の複合的な問題を解決するためには、様々なアプローチを駆使して新しい科学を切り開く科学者が求められています。また、それをグローバルに研究展開する力も必要とされます。
高校生の頃から実体験や経験を通して学習し、問題発見、解決できる「科学の眼」を養成することが重要だと、私たちは考えています。
当プログラムは、東北大学の理系の全学部・研究科が参画し、高校生であるみなさんの支援にあたります。
東北大学の理系の各研究科・学部の教員が、高校生の皆さんに直接指導し、最新科学に関する講義や実習を通じて、科学を見る眼を育てます。
全国の高等学校(高専を含む)の1、2年生を80名程度募集します。令和4年度は自己推薦で70名、「学校推薦」で20名程度の募集を行います。
「自己推薦」枠では、毎月1~2回、土曜日に開催される「研究基礎コース」に参加できる方 (令和4年度はオンラインまたはオンラインと対面の併用での受講を予定しています)、また、「研究発展コース 」に選抜された際には土、日や学校の休校期間などに開催される集中実習に参加できる方を募集します。「研究発展コース」は、令和4年度も実施予定です。
また、 「学校推薦」枠では、 「研究推進コース」として、高校での研究活動をより高度な内容へと指導・支援しますので、既に研究活動を実施している個人またはグループを募集します。
ともに、「研究基礎コース」での活動に参加して頂きますが、東北大学の教員が最新の科学などをわかりやすく講義します。基礎学力は問いませんが、科学に対する好奇心と意欲は必要です。 詳しい講義内容は開催予定講座一覧をご確認ください。
実習を含め参加費用はかかりません。
遠方からの参加でも、大学までの往復交通費は規定に従って補助します。オンラインでの開催時に、参加するの際のPC(タブレット)やWifi環境などの支援を行います。
旅費負担などご不明の点があれば、事務局までお問い合わせください。
応募者から送っていただいた自己推薦書など応募書類を参考にして、実施委員会の大学教員が選考を行います。
選考結果に関しては、〆切後1,2週間以内に応募者全員に書面にてご連絡差し上げます。
自己推薦での応募は、参加を希望する方が、個人で応募してください。 学校推薦での応募は、高校等で既に研究活動をしている人が対象です。指導している先生と相談して応募してください。 詳しい応募方法は受講生募集要項をご確認ください。
研究基礎コースで実施したレポート課題などの成績を評価して選抜します。
研究基礎コースの講義は、毎月1~2回土曜日に行います。(今年度の日程案は HPをご覧ください。)
その他、発展コースでの大学研究室での実習は、日曜日や学校の休校期間などに開催いたします。
詳しい日程はそれぞれ、参加者に別途通知します。
クラブ活動などで大会に参加しないといけない場合やカゼなどで欠席したりする場合もあるのは承知しています。欠席する場合などはその都度事務局までお知らせください。
特に、令和4年度は、新型コロナウルス感染症への対応のため、オンラインまたは一部対面を取り入れたハイブリッド型オンライン方式で講義を開催する予定です。遠方の高校生や感染症対応などで東北大学に来られない高校生も受講生として受け入れますので、積極的にご応募ください。
この講座は、科学に興味がある人、好奇心の強い人、なんかやってみたい人、いろんな人を募集してます。応募や選抜に当たっても高校などでの成績は一切問いません。
これまで数年間講座を続けてきて、参加した皆さんが大きく変わっていったのを実感しています。(もちろん成績も上がって東北大にもたくさん合格し、「科学者のひよこ」組ができました。)
高校の枠を越えて、科学の夢について語り合ったり、いま大学でどんな研究を行われているか、知りたくありませんか?
講座プログラムの中に、留学生と英語での交流会も計画しています。高校の英語で困っている人も、大歓迎です。英語なんて話せなくても笑顔があれば心は通じます。Enjoy Science!
これまで行ってきた基礎コースプログラムはほぼ変わりません。毎月1回の特別講義や、サイエンスカフェ、大学生との交流、キャリア教育等は同様に実施します。一方で、大学での実習を行う「研究発展コース」や、高校での研究活動を推進する「研究推進コース」ではより研究活動に力点を置いたものに変更していきます。
平成26~29年度に実施していた「飛翔型「科学者の卵養成講座」」では、科学を志す高校生への強い意欲を伸ばし、国際性を身につけるための英語力強化にも重点を置いたプログラムを実施してきました。平成30~令和3年度に実施していた「探求型「科学者の卵養成講座」」では、高校生が進める研究活動を重視し、課題を発見し、解決する能力など研究を進めるための基礎力の養成や、学会発表、論文作成など、研究活動を推進するために必要な能力育成を行ってきました。令和3年度から実施している「みらい型「科学者の卵養成講座」」では、今までの実績を元にした教育プログラムをオンライン等DX技術も活用して広域に展開し、異能な高校生の発掘と育成を行います。
「探求」と「探究」の意味の違いですが、「探求」とは「物事を自ら探し求める、手に入れようとすること」、「探究」とは「物事の意味や本質を見極め、追究すること」という意味を持っています。
単に研究活動の中で、実験や課題研究を行うだけなら「探究」が適当ですが、私たちが提供するプログラムでは、単に研究成果を上げる事が目的ではなく、研究活動を含めた様々な活動を経験しながら、領域横断的な視点と新しい価値観を創造する力を「探求」することが重要と考え、「探求型」という名称を用いています。
応募できません。ただし、1年目の成績に応じて2年目の「重点コース」生へ選抜いたします。
申し込みは可能です。また以前に、他大学のGSC講座に参加した経験者でも、申し込みは可能です。ただし、同一年度に複数のGSC講座に参加することは禁止されていますので、他大学のGSC講座を受講する場合は、辞退してください。
世界最先端の研究を行っている東北大学の教育を高校生に提供する事で、「科学の眼」をもつ次世代の君たちが大きく育つことを信じています。
講義はできるだけ大きい画面で視聴していただきたいため、スマートフォンではなくPCまたはタブレット端末での視聴をお願いしています。
自宅にオンラインで受講できる自分専用のパソコンがなかったり、インターネット回線が来ていなかったり等、自宅や学校でのオンライン環境に不安がある受講生には、必要なパソコン(PC)、またはタブレット端末(iPad等)の貸与や、Wifiルータ機器の貸与などインターネットへの接続環境の支援を予定しています。
採択の可否にあたっては、オンライン受講準備が出来るかどうかは問いませんので、安心して応募してください。