こんにちは。芝浦工業大学柏高等学校2年の畑山れいです。
今回は、科学者の卵養成講座の帰り道に、新幹線で食べた牛タン弁当について思ったことを書きたいと思います。
この牛タン弁当、食べたことがある人も多いのではないでしょうか?このお弁当は、食べるためにまず紐を引っ張ります。すると、お弁当から水蒸気が出て、短時間で温かくなり、熱々のご飯を食べることができます。私は初めてこのようなお弁当を食べたので、感銘を受けました。冬場に使うカイロと同じような仕組みなのでしょうか。どんな仕組みなのか気になったのでお弁当を解体してみると、
このように生石灰と水が入っていることがわかりました。つまり、
というような化学反応が起こっていたのです。この反応式は高校の授業で習うものでしょう。これは学校の化学で学んだ知識がそのまま体現されている例だと思います。自分の知識が、日常に結びついてくると、とても楽しくなりますし益々興味が湧いてきますよね。紐は水を入れておく袋に繋がっており、それを引っ張ると袋が破けて水と石灰が反応します。カイロとは少し違った化学反応ですが、これも面白いですよね。また、叩くと温まる、使い捨てカイロも別の化学反応が利用されています。化学反応が日常にもたらす影響は意外に多いです。
今回は、お弁当が温まる原理についてのみを書きましたが、自分で他の化学反応の応用方法を考察するともっと面白くなるだろうと思いました。どの用途にはどの反応が合っているなどまとめてみるのもいいなと思いました。
これから学校で化学反応を習ったら、それが日常で生かされる例を調べたり、自分で考えたりしていこうと思います。
投稿者 : 芝浦工業大学柏高等学校