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活動ブログ

2022. 07. 21 | 受講生ブログ(高校生)

たまごにっき➀

こんにちは。仙台二華高校2年の田口怜奈です。

 

1回目の投稿ということで、まずは自己紹介を。私が科学に興味を持ったのは、高校入学の頃です。新しい理論や製品を世に送り出す仕事、まさに「科学者」「研究者」に強く憧れを抱き始めました。ビビッと来たってやつです。そんな時に科学者の卵養成講座の案内を見て、研究の世界に触れてみたい、科学のことをもっと知りたいと思い、参加を決めました。

それまでは、自分の将来については「数学苦手だし理系は大変かな~」という程度で、科学を相手にするなんて考えたことすら無かったほどの科学初心者ですが、幸運なことに今回、一歩を踏み出すことが出来ました。新しく見つけた「好き」を追求しながら、楽しんで参加したいと思います!

 

さて、7月2日の講義は、伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組換え」でした。

非常に意外だったのですが、遺伝子組換えはサツマイモやカビなど、自然界の身近な所で行われています。遺伝子組換えと聞くと抵抗感を持つ方もいると思いますが、伊藤先生の講義を聞き、遺伝子組換えは様々な課題を解決する鍵になると感じました。先生の研究テーマである低コストで病気に強い家畜用のイネや、バイオエタノールを効率良く得られるイネについてお話をいただいたのですが、特に実験の解説が興味深かったです。対象や条件を変えて根気強く続けることでようやく成果が得られるという研究の過程を追体験し、その面白さに触れることができました。生物の可能性を生かす農学研究に魅了されたあっという間の1時間でした。

ちなみに、講義の後に調べてみたのですが、遺伝子組換えはすでに様々な生物に対して行われています。バラの花弁の色を変えたり、特定の成分を含むイチゴを作って創薬に生かしたりと、多様な活用方法があることが分かりました。これらの恩恵を受ける私達も、一旦先入観を捨て、客観的にメリットとデメリットについて考えることが大切だと思いました。

 

講義後の質疑応答では、そもそも自分は何が分からないのかを知る(=質問を考える)こと、その疑問を言葉で表現する(=質問する)ことの難しさを実感しました。受講者の皆さんの好奇心と積極性、視点の多様さに圧倒されました。次回は自分の意見を臆せず発言することが目標です。

 

1回目の講義を終えて、レポートの作成やこのブログの執筆など初めてのことばかりで大変でしたが、知識や興味の幅がぐんと広がったのを実感できました。今後も頑張りたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者 : 宮城県仙台二華高等学校


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