皆さんこんにちは。青森県立八戸北高等学校1年平希望です。少し遅れてしまいましたが、今月の上旬で無事、科学者の卵養成講座を全て修了したということで約1年間の振り返りをここに記したいと思います。
【夏頃】
・高校生活初めての全国の高校生の人たちと会う課外活動。科学を学ぶことができるという希望と上手く周りの受講生と打ち解けられるか、講義についていけるかの不安を抱いて参加した。行ってみると東北の人、関東の人等、いろいろなところから受講生が来ていた。休み時間にはローカル的な話で盛り上がり、講義では意見交換を盛んに行った。学びもとても充実していて、「大学の講義だから高校の範囲では分からないかもしれない」と不安になったが、予習動画を何度も見返したり、ポートフォリオで質問してみたりすることで「大学の講義は高校の内容の応用の応用みたいなもので、分からないものがあったら遠慮せずに人に聞くべきだ」と考えられるようになり段々と不安が解消されていった。
【秋~冬頃】
・自分にとって挑戦の多い秋だった。①文部科学省STAR‐Eプロジェクト主催の「地震・測地データ 活用アイデアコンテスト2024」に参加し発表をしたことと②研究発展コースで研究を始めたことだ。
①では新たな体験が多くあった。今までは複数のチームで発表を行ったことは多々あった。しかし、単独で発表するのは初めてであった。それ故に今自分に足りないものは何かを痛感した。今の自分を情けないと思う一方、発表によって良いこともあった。それは、同じものに興味を持つ人たちに会えたことだ。学校ではドンピシャで同じものに興味を持つ人はいなかったからとても嬉しいことであった。
②では「放射線測定の基礎と測定結果の可視化について」を研究発展コースで行った。最初は土台基礎となる知識を頭に入れ、その後、東北大学青葉山キャンパス内や青葉通り一番町付近のデータをHORIBA‐Rabiという環境放射線モニタで測定を行った。測定した結果「東北大学青葉山キャンパスではとある一角にあるゼネラル・エレクトリックJ79(要は戦闘機のエンジン部分)での数値が、青葉通り一番町付近では粒が荒く全体的に白っぽい石造りの建物や石材に囲まれたところの数値が高くなるということが分かった。(個人的な感想として、東北大学理学部が第一志望だったため研究室には入れて嬉しかった)
【冬~春頃】
・春の足音が聞こえてくる頃、研究発展コースのメンバー(4名)で話す内容やスライドをスケジュールを合わせて確認。個人的に一番大変だったのは「担当するスライドで声を出すこと」だった。原因は「原稿を読んで一字一句間違えずに読まなきゃ」と変に焦ってイントネーションが変になったからである。言い換えれば、経験不足。周りに遅れをとって少し落ち込んだりした。しかし、落ち込んだところで発表が有るという事実は変わらない。本番まで1カ月もない中でウジウジする暇など無かった。だからこそ、頑張ろうと奮起した。考え方も改めて「原稿を間違えないようにする」ではなく「原稿を1回覚えて忘れて、自分の言葉で説明できるようにする(=アウトプットを重視する)」ように考えるようにした。結果、不安は消え、イントネーションが変になることも、焦ることも無くなった。また、発表まで私の失敗をメンバーがフォローしてくれたおかげで、どうにか発表まで頑張ることができた。この場を借りて感謝申し上げたい。ありがとう!
〈後書き〉
ここまで私の長文に付き合って下さり、ありがとうございました。もう、3月ですね。私は高校1年生なのですが、高校に入ってから学ぶものが多いせいか中学よりも時間が過ぎるのが早いなぁと感じます。体感、高校生になってからの1年が中学時代の1カ月くらいの感覚。「受験までもう長くないじゃん!?」と焦りながら、学校生活を送っています。4月になれば、1年生(4年生)は2年生(5年生)に2年生(5年生)は3年生(6年生)になると思います。2年生(5年生)になれば、先輩であり後輩である存在になり、行事も多くなり、3年生(6年生)は受験に対して本腰を入れるようになると思います。楽しいことばかりではなく、悩むことばかりな時期もあるかもしれませんが、自分を信じて進んでいってください!私も頑張ります!
一旦、バラバラになりますが皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます!!
それでは、また会う日まで!!
投稿者 : 青森県立八戸北高等学校