close

メニューMENU

TOPページに戻る
J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2026. 02. 16 | 受講生ブログ(高校生)

科学者の卵になるための2つの力【応募する人は必見】

皆さんこんにちは、そして初めまして!山形東高等学校探究科1年の佐川洸之介です。簡単に自己紹介をさせていただくと、高校では数学部に所属していて、日々無気力に活動している理系高校生です。科学者の卵だけが毎日の生きる活力です。

 

他の受講生が書いてくれているのとは違って、今日は講義の感想などではなく、科学からはちょっと離れた話をしていこうと思います。この時点でブラウザバックする人もいると思いますが、このサイトを見に来てくれた皆さんにはとてもとても大切なお話なので、ちょっと長いけどぜひ最後まで読んでください。

 

 

突然ですが、高校生が将来大学で理系の研究をするには何が必要でしょうか? もちろん答えは、科学を学ぶことです。当然のことですよね。その準備として皆さんは高校あるいは中学校で理科を学んでいるはずですし、これから科学者の卵に応募しようと思っている人も、きっとそういったことをやるために応募するのではないでしょうか。しかし、この考えにはある問題が含まれている可能性があります。

それは「科学者になりたいんだったら科学だけやってればいいんじゃないの?」という思い込みです。私は理系ですが、文系の友人がこんなことを言ってしまったら、私は友人を蔵王の雪山に連れていくでしょう。私はあと1ヶ月で卵ではなくなります。なので、皆さんが今後科学者の卵になるために、科学者に必要な科学以外のもう一つの素質を、今のうちにお伝えしておきたいと思います。絶対に後悔させません。

 

 

科学者に必要なもう一つの資質とは、ズバリ「英語」です。英語は高校の学習では文系科目寄りとされているし、本当に研究するために英語が必要なのか、という問いも生まれるでしょう。しかし(英弱にとっては)無慈悲なことに、この問いに対する答えは大抵 Yes なのです。なぜ英語が必要なのかというと、それは研究機関を含め、日本と海外の(物理的でない)距離が急速に縮まったからです。論文を英語で書くだけではありません。Zoomを使えば、すぐに海外の研究者と話し合いができます。同じ研究室、同じ活動グループに留学生がいるのももはや見慣れた光景です。大学・大学院では英語の講義も増えてきました。大学院生なら海外の学会での発表も増えます。それでも、こんなとき、自動翻訳を使えばそれで事足りると思う人もいるのかもしれません。しかし、たとえ自動翻訳がある程度会話の補助をしてくれるとしても、相手に自分の伝えたい内容を伝えやすくするために言葉遣い、抑揚を変え、身振り手振りを使えるのはあなただけなのです。さらに、専門用語が飛び交う理系の会話なら自動翻訳での対応はより難しくなっていくでしょう。だから、自動翻訳で妥協するのではなく、自分の言葉で伝える志をもっていく必要があります。

 

一応言っておきますが、英語学習の基本は、皆さんが学校で受けている授業です。特に高校の授業では、英会話をする機会こそ少ないかもしれませんが、「正しく相手に伝えるために単語と文法を固めて、音読とリスニングもする」などといった方向性は間違っていないはずです。それでも、英語を筆記試験に限らず、実践的に用いていくには壁があります。ここまで読んできて、将来の英語学習に悲壮感を抱いている私のような学生もいるでしょう。しかし安心してください。科学者の卵側が、私たちの英語運用能力を高める手助けをしてくれます。これを使わない手はありません。

 

1,ロジカルスピーキング

海外の方と一対一で、予習を踏まえた社会的なトピックについての発表、相互の質疑応答などを行う英会話です。英会話でよくあることが、「頭の中の知識が英会話になるとスッと出てこない」ことです。海外の研究者とのやりとりは大抵会話です。科学者の卵はこのような課題の解決につながる素晴らしい機会を提供してくれています。今年度は10回のレッスンを受講しました。受講前と修了後の2回にスピーキングテストを受けるのですが、本当に点数が上がっていました。ロジカルスピーキングを習慣化することで、自分の成長がよりはっきりと見えてくると思います。私は習慣化できませんでしたが。それでも本当に助かりました。また、25年8月のブログに『ロジカルスピーキングを通して』というブログがあるようですので、そちらも参考にしてみてください。

 

2,英語力向上のためのセミナー

ロジカルスピーキングの運営会社のすごい方のお話です。実際に今も英語を使ってお仕事をされているような方です。説得力が段違いです。ロジカルスピーキングだけでなく、日々の英語学習に関しても、盗める点が多く、やる気が上がります。

 

3,iTEP SLATE の受験

iTEP SLATE とは、アメリカの高校への留学希望者の英語能力判定などでも用いられる英語能力測定テストです。「自分の英語の発信力が世界でどれくらい通用するのかを試し、自分の強みや課題を知り、世界へ羽ばたく準備を始める」ことが受験の目的だそうです。私にとっては、ロジカルスピーキングの成果を確認する機会でもあります。私も先日このテストを受験しました。

(ちなみに結果はというと、500点満点で、去年の点数の平均は303点、そして私の点数は387点でした。やったー。また、科学者の卵経由で知り合い、この点数についてブログに書くという約束をした友人にこの点数を見せたところ、「無礼をおゆるしください」「海外在住?」と言ってきました。私は生まれも育ちも日本の Yamagata です。友人もすぐ点数を伸ばせるはずです。)

 

 

いかがでしょうか。正直、科学者の卵がこんなに英語に力を入れているのは驚きではなかったですか?少なくともイメージ通りではなかったでしょう。しかしこれは裏を返せば、東北大学も、科学者の素質として英語力を受講生に求めているということです。必須の力なのです。

科学は今や世界規模のプロジェクトです。将来本気で研究したいと思っている人は特に、またそれ以外の人たちももちろん、今のうちから英語を毎日コツコツやっておくことを勧めます。他の誰でもなく、まさに将来の自分のために、です。できるだけすぐに始めましょう。

2589字もあるこのブログを最後まで見てくれてありがとう。みなさんが未来の科学者の卵になることを期待しています。それでは今日はこのあたりで。

投稿者 : 山形県立山形東高等学校


Author

トップへ