こんにちは。秋田県立大館鳳鳴高等学校1年の飯塚凜人です。夏休み中、科学者の卵の講義が7月30日と8月6日の2度に渡って開催されました。様々な分野の科学に集中的に打ち込み知識をつけることができた、楽しい夏休みとなりました!今回のブログでは、第2回講義について紹介します。
第2回講義ではまず、渡辺先生の「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」についてのご講義をお聴きしました。皆さんの中に、「トウモロコシの栽培に挑戦したけれども、実が付かなかった。」という人はいませんか?僕もそのうちの1人です。実はこの原因が、トウモロコシが持つ雌雄異熟という工夫にあることを知り驚きました。また、両性花の中でも自家不和合性という、受粉時に自分の花粉は拒絶して他の花の花粉を受け入れる性質を持つものがあります。両性花で自家受粉を行うと、子が親と同じ形質を持つようになり、遺伝的多様性が失われて絶滅しやすくなるという問題があります。そこで、絶滅を逃れるための工夫を進化の中で獲得した植物たちに、底知れぬ生命力を感じました!!ご講義の後、改めて家の庭を見渡してみたら、不思議な植物をたくさん発見することができました!
庭で撮影したキボウシ(ホスタ)です!!(^▽^)/
繁殖力が強いのか、他の植物を押しのけて成長しています。
花弁が小さいということは、自家和合性かな……?
続いて、金田先生の「クォーク多体系の実験研究」についてのご講義です。学校では物質の最小単位は原子だと習います。しかし、さらにその陽子や中性子はクォークというもので成り立っているということを知りました。そして、宇宙の始まりでビッグバンが起こったあと、クォークがもととなり宇宙が形成されていったといわれているそうです。現在も、既に確認されている素粒子だけでは証明できない現象(宇宙の物質についてなど)があるので、解明が楽しみでなりません!ちなみに、粒子を作る実験では大型な装置を使用する必要があるため、東北大学はドイツの大学と共同でこの実験を進めているそうです。国の垣根を超えて研究をすると、様々な技術を共有したり、世界一丸となって成長したりすることが可能になると思います。夢がいっぱい!!
世界を股にかけ研究するために必要なこと。それはやはり、自信をもって他の国の人たちとコミュニケーションをとることですね!!今回は、羅漢先生からの英語のミニ講義もありました。発音、アクセントに意識して、少しでもネイティブな発音に近づけるように努力していきたいと思いました。thinkとsinkのように、似たような発音の場合は誤認を生む可能性もあるので気を付けたいです。こうした、聞き手に対する意識の積み重ねが、やがて海外の方々と打ち解ける第一歩になっていくと思います。「伝える」ことを諦めず、コミュニケーションをとっていけるように頑張ります!!
生物、物理、英語。1日で様々な興味深い分野に触れることができ、講義終了後に一回り大きく成長できたような気がしました!!!早速、ニュースなども、学んだ知識を関連付けながら観ることができるので、毎日が面白いです!次回は、8月6日の講義の模様や感想をお伝えできればと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました。
投稿者 : 秋田県立大館鳳鳴高等学校