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活動ブログ

2023. 12. 15 | まちかどサイエンス

アニサキスの魅力

みなさん初めまして!岩手県立一関第一高等学校の熊谷咲来です。私は科学探究部に所属しており、アニサキスの研究をしています。
みなさんはアニサキスに対してどのようなイメージを持っていますか?生魚を食べたらアニサキスがいて腹痛が、、、などでしょうか。そんなスーパーネガティブな印象を持たれているアニサキスですが、たくさんの魅力があります。今回は数ある魅力の中でも特にお伝えしたい3つをご紹介します。

一つ目は、ブルーライトで光ること。生きているアニサキスにブルーライトを当てると光ります。この性質を利用し、アニサキスライトという商品も売られています。これは、魚の中にアニサキスがいないか確認できる便利ツールです。そして、使ってみた感想。目の前で動いている白い小さいやつが光ってる、、、!と感動します。機会があったらみなさんもぜひ光らせてください!!

二つ目は、成虫が思ってたよりデカいこと。私たちがよく目にする2-3cm程度のサイズは、まだまだ幼虫なのです。成虫はシャーペン程度の長さで、もやしくらいの太さです。国立科学博物館や目黒寄生虫館には成虫が展示されています。私も科博で成虫を見ましたが、大きな衝撃を受けました。(目黒寄生虫館にはまだ足を踏み入れておらず、行きたい所ランキング第1位です!)アニサキスの成虫はクジラやイルカなどの海棲哺乳類に寄生しているので、あまりお目にはかかれません。ぜひ一度行ってみるのはいかがでしょうか。しかしどちらも東京ですので、遠いな、、、と感じた方に朗報です。インターネットで検索すると画像が出てきます!苦手な方は注意してくださいね!!

三つ目は、今後ガンの発見や治療で活躍するかもしれないということ。アニサキスはガン細胞のニオイを検知して、ガン細胞に近づく性質があります。現在この性質を利用して、ガン治療に活かそうと研究している方がおられます。いつかアニサキスにガンを治してもらう日が来るかもしれません。

ここまでアニサキスの魅力について書きましたが、アニサキスや他の寄生虫との付き合い方についてもお話しさせてください。魚には、アニサキス以外にも様々な寄生虫がいます。ニベリニア、ラジノリンクス、クドア、、、など。これらがスーパーなどで販売されている魚に入っていることは決して珍しいことではありません。口に入れてしまったらどうしようと心配される方もいると思います。気にせず食べるという方もいると思います。そのどちらが良いというわけではなく、すべての人に寄生虫の適切な処理を行ってほしいと思います。アニサキスは目視確認、適切な冷凍、加熱処理によって被害を防ぐ事ができます。アニサキスライトを活用するなどして、美味しく魚をいただきましょう!!

アニサキス愛が強く出てしまい長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!!

投稿者 : 岩手県立一関第一高等学校

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