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J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2024. 07. 27 | まちかどサイエンス

線状降水帯

皆さんこんにちは、初めまして。米沢興譲館1年の木村明莉です。第2回科学者の卵から早くも1週間がたちました。

きょう、7月27日に日本動物学会東北支部大会に参加してきました。東北の高校生たちのレベルの高い研究を聴くことができ、

とても有意義な時間が過ごせました。しかし、1つ残念なことが。それは豪雨の影響により、秋田高校の生徒が山形県に来れない

ため、彼らの発表を直接聞けなかったことです。そこで私はふと思いました。

「線状降水帯、増えすぎでは…」と。

線状降水帯の発生のメカニズムをざっくり説明すると、

一、海から温暖湿潤の空気が内陸の山や寒気とぶつかって上昇し、水蒸気を多く含んだ積乱雲となる。

二、個々の積乱雲は比較的すぐ消滅するが、新たに積乱雲が次々に発生し積乱雲郡が発生する。これが線状降水帯と呼ばれる。

 ←今回の豪雨(tenki.jpより引用)

では、なぜ線状降水帯がこんなにも増えたのでしょうか。

日本近海における2022年迄の100年間の海域平均海面水温の上昇温度は100年間で+1,24℃

参考までに世界全体平均上昇温度は100年間で+0,60℃です。

比べると日本は世界平均の2倍以上も温度が上昇しています。

地球温暖化による海面水温の上昇が、日本の線状降水帯の発生増加の要因の1つになっています。

気象庁の線状降水帯に対する取り組みとして、スーパーコンピューターを用いた予測技術の開発等を進め、線状降水帯の

予測精度の向上に努めています。

ほかにも気象庁は、2022年6月より的中率は25~50%としながらも線状降水帯予測をはじめました。

全国を11ブロックに分け、6~12時間前までに線状降水帯発生の予報を出しています。

皆さんも水害に限らず、災害には油断せずに日ごろから備えておきましょう。

最後までつたない文章を読んでいただきありがとうございます。「まちかど」要素があまりないブログになってしまいました。

第3回の受講日まで結構日があるので、もう1つブログが書きたいです。

ですので、夏休みの宿題は計画的に取り組めるよう、がんばります。

 

 

 

 

投稿者 : 山形県立米沢興譲館高等学校


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