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活動ブログ

2025. 10. 23 | まちかどサイエンス

レモン彗星を見てみよう!

みなさんこんにちは!宮城県古川高等学校2年の志田朔大です。科学者の卵に選ばれて早4か月が過ぎ、僕は今まで何も発信してこなかったので、10月になり、折り返し地点に来たということで卵生のプライド(?)をもって今回初めてのブログを記そうと思います!

さて、突然ですが、みなさんは彗星をご存じでしょうか??そう、空に尾をつくる‘ほうき星‘と呼ばれるものです。中学理科の教科書で一度見たことがあるのではないでしょうか。彗星は主に氷でできており、塵やガスで尾ができます。新海誠監督の映画作品に彗星が関わるものがあったので、知っている人もいるかもしれません。さて、そんな彗星が今、地球の周りにいることを知っているでしょうか!!そう、それが・・・レモン彗星です!  え、レモン?あの酸っぱい果物の?と思う人もいるかもしれません。ですが、レモン彗星のレモンは、この彗星を発見したアメリカのレモン山天文台から名付けられたものです。表紙の画像はあくまでイメージです(笑)実際のレモン彗星はこのようなものです。 

レモン彗星は長周期型彗星と言って、太陽系外のオールトの雲という小天体がウジャウジャいるような場所から太陽の近くにやってきてはまた戻るというのを繰り返します。彗星の中には一度太陽に近づいたら二度と戻ってこないものや、ハレー彗星のように何年周期で太陽にやってくるものもいます。

その中でもレモン彗星は一度地球に接近したら次やってくるのは1100年後になります。医療技術が発達し、1100年後にまた見れるかもしれませんが今来ているのに見なくてどーする。今日は私の地元の宮城県大崎市にある化女沼で撮影してきました。ここは、マガンや白鳥が冬にたくさんやってくる越冬地としてラムサール条約に指定されている場所です。18時ごろ、日も暮れ、あたりが暗くなってきたころ、西の夜空にスマホをかざし、三脚で固定。夜景モードで撮影すると・・・

このように、とても小さいですが撮影することができました!少し尾を引いているのが分かります。最近ではスマホのカメラ機能が格段に良くなり、スマホでも星景写真が撮れるようになりました。皆さんもぜひ、スマホで星を撮影してみてはいかがでしょうか!

レモン彗星は11月上旬まで見ることができます。日の入り一時間後(18時くらい?)の西の空の低い位置にあります。肉眼だとちょっと厳しいので一度空を写真で撮ってみて、その中から探すという方法が有効です。また、都心部では街の街灯により、星がうまく見えにくいです。その為、街灯のない開けた場所がおすすめです!ですが、最近クマさんによる被害が多発しているので、クマ鈴などの対策を講じてから行きましょう!(東北大工学部キャンパス近くにもクマが目撃されていることですし・・・)

ここまで読んでいただきありがとうございます。早いもので来年の3月で僕の科学者の卵生としての生活が終わりとなります。今このように東北大に通えるのが夢のようですが、その分過ぎ去るのも早いです。卵生時代の記録として、今後もブログを記そうと思っているので、これからもよろしくお願いします!

 

参考文献

https://www.irasutoya.com/2013/12/blog-post_23.html

https://www.pref.tottori.lg.jp/324990.htm

投稿者 : 宮城県古川高等学校


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