秋田県立大館鳳鳴高等学校1年 飯塚凜人です。
①で予告していた、ニホンザリガニが絶滅危惧種Ⅱ類に指定されてしまった理由をお話します。
その理由はズバリ!
アメリカザリガニは、ウシガエルの餌として昭和2年にアメリカから輸入されました。しかし、その生命力の高さからアメリカザリガニは野生化して、生態系に影響を与えるようになりました。ニホンザリガニと野生化したアメリカザリガニは共存できませんでした。アメリカザリガニ特有の、ザリガニペストというばい菌に感染すると、ニホンザリガニは死に至ることが多いのです……怖い。
アメリカザリガニの野生化の他に、人間の手による生息地の破壊も、ニホンザリガニが減少した原因の一つです。どちらにせよ、人間に責任があるのです。
埋め立てられたニホンザリガニの生息地(秋田県大館市)
そこで、読んでいる皆さんにお願いです!家で飼育しているアメリカザリガニを自然に放たないでください。これはアメリカザリガニに関わらず、全生物に共通する注意点です!身近な生物の中には、アメリカザリガニのように生態系を乱してしまうおそれがあるものがいるということを忘れず、どうか最後まで家で飼ってあげてください!それがきっと生物にとっても、幸せなことです。それが不可能ならば、容易に生物を飼育すべきでないと感じます……。
①ニホンザリガニ
②アメリカザリガニ
答えは下にあります。
答え② アメリカザリガニは卵を、一度に200~1000個も産みます。対するニホンザリガニは30~60個と少ないです。驚きです!アメリカザリガニの生命力。どちらも、卵の大きさは2mmほどです。
次回は秋田県大館市で行われている、野生化したアメリカザリガニを減らす活動と、皆さんがニホンザリガニのために実際にできることを紹介します。ぜひ、ご覧ください!
投稿者 : 秋田県立大館鳳鳴高等学校