皆さん、初めまして!宮城野中学校の藤澤夏海です。
私は、町中の街路樹にイチョウが多いことに気が付きました。
木の種類はたくさんあるのですが、どうしてイチョウが選ばれたのかということを調べてみました。
イチョウは、とてもきれいですが、その理由だけで街路樹に選ばれるのでしょうか。
調べてみたところ、イチョウが「火に強い木」が理由だそうです。
イチョウは、関東大震災時の浅草寺を大火災から守るなど、火に強い木(燃えにくい木)として有名です。
火に強い木は、ほかにもイヌマキ、スダジイ、サンゴジュなどがあります。
私は、木造の家の火事などをニュースで見かけたり、キャンプファイヤーに木が使われたりするので、木はすぐ燃えるもの、火に弱いものだと思っていました。
さらに調べてみたところ、丸太のような太い木は燃え始めても表面に炭化層(表面が黒く焦げてきたところのこと)が形成されます。
炭化層は熱を伝えにくい、酸素を運びにくくするなどの性質があるので、木が燃える速度を遅らせることが出来るとのことです。
では、ほかにも火に強い木はあるのにイチョウが選ばれやすいのはなぜなのでしょうか。
イチョウは、ほかの木に比べて葉が厚く水分が多く含まれます。そして、幹もほかの木より水分が多いので、木全体が燃えにくいからというのが選ばれやすい理由でした。
皆さんも、町中で気になった植物のことを調べてみてはどうですか。
投稿者 : 仙台市立宮城野中学校