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活動ブログ

2022. 08. 28 | まちかどサイエンス

量子科学技術開発機構六ヶ所研究所を見学して③

こんにちは。八戸聖ウルスラ学院高等学校1年川口修治です。先日投稿した記事の第3弾(最終章)です。

この研究所では、リチウムを効率よく集める研究もしていました。リチウムは核融合炉やリチウム電池に必要です。一番効率いいのは海水から取り出すことだと言っていました。海水には2300億tものリチウムが含まれています。海水からリチウムを容易に取り出す技術が確立すると、安価で安定に供給できるようになります。リチウム電池は電気自動車やケータイのバッテリーにも必要不可欠なのでこの研究は私たちの生活に大きく関わってくるそうです。純国産リチウムを使った製品が流通する日も遠くないかもしれません。

次にブランケットについてです。ブランケットとは寝具の毛布ではなく、鉄の毛布のことをいいます。このブランケットは中性子線を止める、発電する、核融合の燃料「トリチウム」を作る、の3つの役割があります。ブランケットは周りに水を流して中性子の熱を冷やすそうです。その水は200℃だそうです。水を圧縮することで本来沸騰するはずの100℃を越えて200℃まで上げられるのだそうです。水を流す形は色々試した結果球体になったそうです。

研究とは人類の未来をより良くするために行われていることを実感することができました。また、研究所の人たちは最高と同時に、最適を突き詰めて研究しているように感じました。今回の訪問は興味深いものをたくさん見ることができました。皆さんもぜひ調べてみてください。

量子科学技術研究開発機構 (qst.go.jp)

研究所のホームページです。ぜひ見てみてください。

読んでいただきありがとうございました。

川口修治

 

投稿者 : 八戸聖ウルスラ学院高等学校


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