こんにちは。山形県立酒田東高等学校の石川綾乃です。私は山岳部に所属しています。先日初めて鳥海山の山頂に行きました。今回は鳥海山について、疑問に思い、調べたことを紹介したいと思います。
鳥海山とは山形県と秋田県の県境に跨がる、標高2236mの活火山で、日本百名山・日本百景の一つです。鳥海山の山頂の新山は岩場の上にあります。
(↑新山から撮った写真です)
どのようにして上の写真のように大きな岩が積み重なり新山が形成されたのでしょうか。新山は1801年の噴火によってねばりけの強いマグマが盛り上がり、溶岩が噴出したため、新山(溶岩ドーム)が形成されました。溶岩ドームは直径300m、比高70mでできています。岩質は角閃石かんらん石含有斜方輝石単斜輝石安山岩です。斑晶はかんらん石、角閃石等、石基は鉄鉱、斜長石等です。
また、火口付近に飛散する火山弾が見られます。その一つの種類に表面に亀裂が入ったパン皮状火山弾も見られます。それは火口から飛んでいる間に外側は冷やされますが、内部はまだ高温のため、内部に残ったガスが膨張して表面が破れることでできるそうです。下の写真のように岩の中にたくさんの亀裂が入っているのがパン皮状火山弾です。
今まで登った山の中では厳しい登山でしたが、山頂からの眺めはすばらしかったです。
他にも鳥海山は貴重な動植物が多く存在し、四季折々の楽しみがあるところが魅力です。
登山するだけではなく、山の特徴を知ることによって、新たな山の一面がわかり、より山に興味がわきました。皆さんもぜひ自然の美しさを感じて、楽しんでいただけたら嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
投稿者 : 山形県立酒田東高等学校