close

メニューMENU

TOPページに戻る
J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2023. 08. 23 | 受講生ブログ(高校生)

宇宙を見上げる卵より②③

こんにちは。新潟県立長岡高校の米坂羚です。

夏休みも終盤に差し掛かりようやくまとまった時間が取れるようになったのでこうしてブログを書いている次第です。

 

今月2・3日に長岡まつり大花火大会が開催されました。前回のブログでも書いたとおり日本三大花火の一つに数えられるものです。アイキャッチ画像はその時のものです。

起源は江戸時代、長岡藩10代藩主牧野忠雅に下された移封の命が沙汰やみになったことを祝って打ち上げられたものといわれています。初の本格的な花火大会は、明治12年、千手町八幡神社の祭に長原などの遊廓関係者がお金を出しあい花火を打ち上げたことだといわれています。

その後太平洋戦争により花火大会は中止、長岡市も爆撃により多くの犠牲を出しました。しかしその2年後、長岡市戦災復興祭という名で復活し、今では長岡まつり大花火大会には慰霊、復興、平和への祈りの意味が込められています。

私が特に好きなのは復興祈願花火フェニックスです。川に沿って約2㎞に渡り打ち上げられ、他では見ることのできない光景です。皆さんも、ぜひ一度は見に来てください!

私は友達と見に行き、電車に乗って帰ったのですがあまりの混雑に予定の電車に乗れず、なんとか終電に間に合いました。皆さんには時間に余裕を持った行動をおすすめします。

 

前置きが長くなりましたが本題に入ろうと思います。今回は第2回・第3回講義をまとめて書きます。

まず、7月29日の第2回講義についてです。

朝6時半に家を出て4時間半かけて人生初の仙台駅に着きました。でかいっ!が第一印象でした。

初の対面での形式で緊張するとともにとてもワクワクしていました。講義前の交流時間で、思ったよりもすぐに打ち解けることができたのはとてもよかったです。その後の講義を終えての相談タイムでの活発な意見交流につながりました。

特別講義1では渡辺先生より植物の自家和合性・自家不和合性について学びました。

自家和合性・自家不和合性はそれぞれ利点と欠点があり、それを克服するために開花と花粉の成熟のタイミングをずらしたり単性花に進化したりと様々な工夫がされていることを知りました。一つの固体が自家不和合性から自家和合性に変わるものがあるという話にはとても驚きました。植物の面白さが垣間見えました。

特に印象に残っているのが、「佐藤錦にナポレオンの花粉をつけてできたさくらんぼは本当に佐藤錦なのか」のからくりの話です。言われてみればナポレオンとの雑種のようにも思えますが、よく考えてみると果実の部分は母親の一部であるため、「佐藤錦」そのものの果実であるといったことに、よく考えさせられました。一見当たり前のことでも「本当にそうかな?」と一歩引いて考えてみることでより詳しく理解でき、当たり前のことにも疑問を持つことの大切さが分かりました。

 

特別講義2では金田先生よりクォーク多体系について学びました。

とても高度な内容で難しかった分、とても面白かったです。全てを理解するのは難しいですが、「なぜそうなるのか」といった基本的なところや背景からハイパー核のつくり方まで省略せずに丁寧に説明してくださりとても分かりやすく、親しみやすかったです。

特に面白かったのが、後半のドイツ マインツ大学 MAMI A1 Hall での実験「電子ビームを用いたハイパー核生成」です。後々ネットで調べたりしてようやく理解できました。原子核と電子との反応により生じる中間子について観測する実験です。原子核に電子を照射すると原子核内の陽子が K+ とΛに変わります。Λは原子核に束縛されハイパー核となることがあり、その後ハイパー核が分裂、さらに原子核とπ中間子に崩壊します。そのπ中間子の運動量を測定することでΛ粒子の束縛エネルギー(バリオン力)を求められます。

それにより、現在陽子・中性子・電子だけでは説明できない太陽質量の二倍の中性子星の謎を明らかにすることにつながると言われています。今まで中性子星は太陽質量の1.5倍を超えるとつぶれてしまうと考えられており、粒子の束縛エネルギー(バリオン力)について研究することでそれが明らかになると考えられているからです。

「宇宙の謎を解き明かす」と聞くともうそれだけで胸が躍りますね!

調べていく中で、これを詳しく理解するには様々な法則や数式について理解していなければいけないことを実感しました。

 

次に、8月5日の第3回講義「日英サイエンスワークショップ」についてです。

覚悟はしていましたが、発表は全て英語、且つ高度な実験内容でとてつもなく大変でした。

まず、英語が全然聞き取れませんでした。そして、断片的に聞き取れたことばを日本語に訳して理解するにも一苦労。結果、その間に話されていることをしっかり聞き取ることができず、また断片的に聞き取れたことばを整理して…という悪循環に見舞われていました。

辛うじて、配信されていた要綱に助けられたといった感じです。おかげで講義レポートもなんとか無事に提出することができました。

 

次回講義は9月9日ともうすぐです。次回も面白そうな講義で楽しみです。それではまたお会いしましょう!

投稿者 : 新潟県立長岡高等学校

トップへ