こんにちは!仙台二華高校2年の田口怜奈です。
特別講義も4回目が終わり、周りのレベルにひたすら圧倒されていた私も、余裕を持って楽しく受講できるようになってきました!時間が経ってしまいましたが、9月10日の講義について紹介します。
1時間目は、工学研究科の北川先生から、バイオ燃料の開発と実用化について教えていただきました。研究内容に加え、成果を社会に生かすためのプロセスを知ることができました。北川先生は、廃食油を無害化し燃料として利用するための研究を行っています。私は講義の前半、「食品ロスも減って省エネならメリットしかない!どんどん導入すれば良いじゃん!」と思っていました。しかし、実際に普及させるとなると、環境への配慮と社会のニーズのバランスや、材料の輸入に関する問題など、沢山の壁を乗り越えなければいけません。今社会で応用されている科学技術がいかに多くの努力によって支えられているのかを実感することができました。
2時間目は、堀井先生によるがん治療についての講義でした。近年がんが遺伝子の異常によって起きることが明らかになり、分子標的薬という、特定の遺伝子にヒットする薬の開発が進んでいます。また、医療サービスの低コスト化が課題となっているそうです。レポートが「がん治療の未来を考える」というテーマだったのですが、何が解明されれば状況がどのように良くなるのか、じっくり考えて書きました。いつか「治せる病気」になる日が来ればいいなと思います。
夏休みにがん研究に関するお話を聞く機会があり興味を持っていたのですが、今回の講義でさらに思いが強くなり、将来研究者としてがんに立ち向かいたいと考えるようになりました。これまでは漠然と医学をやりたいと思っていた私にとって、大きな変化でした。この気持ちを大切にしていきたいと思います。
ミニ講義では、環境問題解決に関するプレゼンの発表会が行われました。夏休みや休日を利用してグループのメンバーと話し合いを重ね、納得のいく発表ができたと思います。他のグループの発表も、様々な視点や提案があり刺激になりました。受講生の方と交流できた貴重な体験でした。
今回は定期テストが近いという焦りがプラスに働いたのか(笑)、レポートを過去最速で書き上げることができました。科学的な考え方に慣れてきた気がします!
次回は対面で参加させていただく予定なので、今からとても楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
投稿者 : 宮城県仙台二華高等学校