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活動ブログ

2024. 09. 06 | 受講生ブログ(高校生)

たまご日記(1)

 みなさん、初めまして。青森県・八戸聖ウルスラ学院高等学校の川端しおりです。時間を取れるときに書こうと思っていたこの受講生ブログですが、とんでもなく延び延びになってしまいました。参加できた第1回と第3回講座の分だけでもと、今、急いで筆をとっている次第です。至らぬ所も多いかと思いますが、よろしくお願いします。

 所用でオンライン参加だった第1回講座で、最も印象に残ったのは「遺伝子組み換えは自然界の技術」ということです。自分の遺伝子を、ある植物に導入して、自分に都合の良い特徴を持つように作り変えてしまう生物(アグロバクテリウム)が存在することに、大きな衝撃を受けました。私は今まで、遺伝子組み換え食品などに、世間の雰囲気からネガティブなイメージを持っていました。しかし、その技術は、それぞれの生物が進化の過程で獲得した驚異的な能力を人間が活かしたものだと知り、自分のものの見方の狭さ、知識の浅さを痛感しました。メディアから伝えられる数多の情報に、批判的思考をもって接することは、わかっていても、難しいです。この講座が終わるまでに、それができるようにしたいです。

 第3回講座は、植物バイオテクノロジー学会の市民公開シンポジウム「植物の不思議とちから」でした。二酸化炭素よりはるかに温暖化を促進する物質があること、市民科学の取り組み、実際のゲノム編集研究の一端など初めて知ることが多くありました。高校で勉強した生物の知識(遺伝子の発現など)を、今回の講座の内容に結びつけることもでき、学習の相乗効果を実感しました。

 オンライン上ではありましたが、他の受講生の方々の、あふれ出る知への熱意に圧倒されました。私も、その一員として、胸を張れるようなたまご生活を送ろうと、改めて決意しました。ではまた。

 PS.私の学校は、自然が豊かで、空も広く、折に触れて季節の移ろいを感じることができます。アイキャッチ画像は、晩夏、校舎の窓から撮ったものです。これが最後とばかりに滴る緑と、すぐ近くに見えた鮮やかな虹は、美しく、そして儚い情景でした。桜に似ているかも。

投稿者 : 八戸聖ウルスラ学院高等学校


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