初めまして。仙台白百合学園高等学校1年の三岡茉央です。私の通っている仙台白百合学園は、仙台市泉区紫山にあり、幼稚園から高校まで、同じ敷地内で学ぶことができます。仙台白百合学園中学高等学校は、中高一貫校でもあり、私は、幼稚園から高校までの12年間、仙台白百合学園で学んできました。私が、「科学者の卵養成講座」を知るきっかけになったのは、中学生のときに、担任の先生から、この講座に参加した先輩方の活動についてのお話を伺い、大変興味関心を持ちました。その後、この講座への憧れが増し、3年の月日を経て、今年、本講座に応募致しました。科学者を志す多くの仲間たちとの出会いや沢山の分野の学び・発見があることを期待し、視野を広げ学びを深めていきたいと思っています。1年間、どうぞよろしくお願いします。
7月1日「科学者の卵養成講座」の開講式が行われました。そのときの感想を書かせていただきます。今回は、「科学者の卵養成講座」のOB、OGの先輩方から、活動についてのお話やアドバイスをいただき、私も、先輩方のように研究に携わり、学びを深めていきたいと思いました。
また、開会式の後に、最初の講義が行われ、伊藤幸博先生から「DNAと遺伝子組み換え植物」についてお話をいただきました。私にとって、「DNA」や「遺伝子」は、興味関心のある分野だったこともあり、とても学びたいという気持ちが強かったので、今回の講義を待ち望んでいました。しかし、「遺伝子組み換え植物」には、今まで、ややマイナスなイメージがありました。理由は、納豆や大豆製品には、「遺伝子組み換え混入防止管理済」や「遺伝子組み換えでない」など記載されているものがあり、そのように記載されるということは、人為的に操作された作物が、ヒトや動物、環境に対して、安全なのかという疑問や不安を抱いていたからです。しかし、今回の講義を受け、私の疑問や不安は解消されました。「遺伝子組み換え技術」は、生物の遺伝子を対象となる遺伝子に入れることで、より害虫に強い作物や農薬への耐性を付けた、今まで以上に強い作物を作ることができ、農業生産の幅を広げることが期待されている技術であることやトウモロコシやサトウキビ、稲わらなどを使用し、ヒトや環境にも優しい、バイオエタノールを作る研究が進められ、活用されていることを知りました。また、植物を使い、遺伝子組み換え技術で、抗菌タンパク質や抗菌ペプチドを作り、家畜業やヒトの公衆衛生などの様々な問題を解決し、より安全に家畜の治療などできることが分かりました。今後、遺伝子組み換え植物の技術が進歩することで、ヒトや動物の治療や環境保全など多岐にわたる分野で活躍すると聞き、期待を持つことが出来ました。今回の講義を通して、植物が持つ性質を活かし、向上させ、新たな価値や性質を作り出すことの研究や社会に大きく貢献する研究がなされていることを知りました。そして、そのような研究が、農学の研究の魅力であるととても感じました。
最後に、これから始まる「科学者の卵養成講座」で視野を広げ、1つ1つ丁寧に学んでいきたいと思います。
長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
投稿者 : 仙台白百合学園高等学校