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活動ブログ

2025. 07. 27 | 受講生ブログ(高校生)

クォークとパルサーと鍵と鍵穴(2025年度科学者の卵養成講座第2回)

お久しぶりです。仙台青陵中等教育学校4年の駒井柊誠です。

 昨日は科学者の卵の第二回目が行われました。特別講義が一日に二回。高校生向けに教授がある程度かみ砕いてくださっているとはいえ、かなり高度な専門知識と濃密な講義についていくのも結構精一杯でした。前回のブログと同じようにレポートを提出した後にこれを書いております。大変だった。
 さて、ここからは講義の内容をちょろっとお話ししたいと思います。タイトルの四つの単語は今回講義で出てきた単語で印象に残ったものです。
 前半の二つは金田先生の素粒子についての講義に出てきたものです。題して「クォーク多体系の実験研究―宇宙の物質進化の謎にせまる―」。難しかったですね。原子の中の原子核を構成する陽子と中性子、それよりもさらに小さい素粒子(クォーク)についての講義でした。目にも見えない超ミクロの世界で起きている、この世界の第一原理の話。それはとても身近で、どこでも起きている話ですが、どうしても実感が湧かない。何とか食らいついていったら、今度は何百光年も先の中性子星という見えない星の話になったり、宇宙の始まりであるビッグバン直後の話になったり。宇宙に興味がある僕はかなり面白いと感じましたが、それでも難しかったですね。
 後半の二つは渡辺先生の植物の生殖についての講義で出てきたものです。こちらはまだ、小中学校の理科で扱った植物についての知識が活きましたかね。講義の具体的な内容は、植物がどのように多様性を保つことと種として存続していくことを両立しているのかという内容でした。「鍵と鍵穴」というのは植物が自身の花粉で受粉して種子を作ることを防ぐためのシステムを比喩したものです。詳しく書くとかなり長くなりそうなので割愛させていただきますが、ロボットなどに関わっている僕はこれにかなり興味を惹かれました。自分の花粉か他家の花粉かを判別するシステムというのは、仕組みがどうあれ機械っぽいと安直に思ったわけです(笑)。
 こんな密度の講義があと半年強も続くのかと考えると、大変だなと思うと同時にワクワクしてきます。学校は絶賛夏休みですが、休んでばかりもいられなさそう。気合を入れなおして、でも入れすぎてパンクしないように頑張りたいと思います。

投稿者 : 仙台市立仙台青陵中等教育学校


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