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J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2022. 07. 29 | 受講生ブログ(高校生)

千里の道も一歩から

このブログを読んでいる皆さん、こんにちは!!

岩手県立一関第一高等学校2年の菊池涼汰と申します。これから1年間、「みらい型科学者の卵養成講座」を含め

様々な活動に参加し、自分の科学への興味をより深いものにしていく心算です。

早速ですが、今回はブログも初投稿ということで、この2点を書いていきます。

  1. この講座に応募した動機
  2. 今回の講座の感想

それでは、よろしくお願いします!

1,この講座に応募した動機

一番大きかった理由は化学への愛だったと思います。中学生の頃に理科の授業で化学に触れたとき、「なんてロマンのある分野なんだ!」と感動したことを覚えています。そのときは確か、当時の先生がオクテット則の話を軽くしてくださったときでした。少し進んだ話をしてくださる先生に出会えたからこそ、今の化学を愛する自分があるのだと感じています。

高校に入ってもその強い興味は無くならず、1年の冬に、数学に得意意識はありませんでしたが、理系を選択すること、そして理数科に進学することを決意します。私の学校では基本的に化学の授業が始まるのが2年からであり、理系でしか化学を取れないシステムになっていました。理数科のグループ課題研究では、高吸水性ポリマーに関する研究をしています。紙おむつや保冷材に応用される、ざっくりといえば水を吸収し何倍にも膨らむことができる材料です。高分子化学の研究グループを組めて本当に良かったと感じますし、同じ研究班の2人と充実した課題研究の時間を送れていることに感謝しています。

今は化学の研究者、特にも有機化学か高分子化学を専門にしたいと考えています。製薬に関係するような基礎研究や高分子材料の有機ELの研究がしてみたいと感じます。世の中に山積する課題が少しでも解決に近づくようなアイデアを、化学の力でぜひ生み出していきたいのです。

そんな中、5月にこの講座の案内がクラスに掲示されます。昨年度も申し込みましたが、倍率の壁に跳ね返されてしまったので、「来たぞ…」という思いで案内を見ていました。研究者になりたいという夢と化学だけではなく様々な分野を通して科学への知見を深めたいという興味から、今年度も応募することを決意します。先生方には相談に乗っていただきながら、ありったけの自分の思いを応募用紙に込め、結果としてこの講座の受講生となれたことを嬉しく思います。

2,今回の講座の感想

今回の講座は「DNAと遺伝子組換植物」というテーマでした。今まで人によるエゴイズム的な営みだと決めつけて、あまり良いことではないという偏見を持ってしまっていましたが、そんなことは決してないのだと感じています。元々はアグロバクテリウムなど自然界に存在するものによって遺伝子組換自体は行われてのだ、ということを知りましたし、私たちにもなじみ深いサツマイモも遺伝子組換の産物であることには驚きでした。

講義を聞いた後のグループ別感想発表ではこんな感想を言っていた仲間がいました。「遺伝子組換と聞くと食品関連のワードというイメージが強かったが、今回紹介された環境学や薬学に関連するような研究も進められていることには驚いた。」私はこの言葉にはっとしました。自分自身、遺伝子組換=食品産業というようなイメージを持っていて、同じようにこの講座でその自分の中での常識が崩れたはずなのに、そのことに気づくことができていなかったことを自覚したためです。自分の中の常識が崩れたことに気が付けず、下手をすればずっとそのままでした。

自分の中で何かが変わることというのは非常に重要な瞬間であるはずなのに、今までもこうして見過ごしてきたのだろうと思います。研究者としてもこうした気づきは大事だと思いますし、潜在的に考えていたことが崩れる瞬間は新しいアイデアを生み出すきっかけになるはずです。見落とさないように、自分の心には敏感でありたいと感じた瞬間でもありました。

 

第1回講義についてのブログはこの辺にしようと思います。新しく学ぶことばかりで非常に刺激的でした!自分の夢に向かってこうした学びを少しずつ積み上げていきたいです。ここまで読んでくださった方もありがとうございました!まだまだ拙い文章ですが、次回以降も見守ってくださるとありがたいです。

次回のブログは、第2回講義を部活動の関係で欠席するため、第3回講義のときになります。そのときにまた会いましょう!

それでは、ありがとうございました!!

投稿者 : 岩手県立一関第一高等学校


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