こんにちは
仙台第三高等学校理数科2年の尾形真です。
まずはじめに、令和4年度みらい型科学者の卵養成講座に参加させていただけることをとても嬉しく思います。
今回は7月2日に行われた開会式・第一回講義「DNAと遺伝子組み換え植物」についての感想を書きたいと思います。
開会式では大学や社会で研究を行っている科学者の卵OBの方々からのメッセージ動画を拝見し、「自分の興味のある分野を探す」ことの大切さを強く感じられました。
私は中学生の頃から工学分野に強い興味があり、将来は工学技術に携わりたいと考え高校では理数科を選択しました。しかし、一口に「工学」と言ってもその内容は非常に多岐にわたるため、現在の私は自分の学びたい学問の具体的なイメージを持てずにいます。
そのため、本講座での活動の中で本当に興味のある分野とは何かを掴みたいと思います。
講義では「遺伝子組み換え技術とは何か」とその応用について具体例を交えながらお話くださり、非常に分かりやすく学ぶことができました。
さて、皆さんは「遺伝子組み換え」という言葉にどのような印象を受けるでしょうか。
以前の私は
・人工的に生物の遺伝子を操作している
・穀物を使用した商品の中には商品表示にわざわざ「遺伝子組み換えでない」と記載しているものがある
という点から人体に何らかの悪影響があるのではないかと漠然とした不安感がありました。
しかし、今回の講義を通し
・アグロバクテリウム(細菌)を経由させて遺伝子を組み替えている
・自然環境下でもサツマイモやシダ、アブラムシにも同様の現象が起きている
ということを学び、この技術に対する不安感がかなり小さなものとなりました。
他にも、リゾスタフィンを用いた牛乳房炎治療の例では
従来のような細菌を用いた培養を遺伝子組み換えを行った植物に生成させることで、生産コストを1%以下に抑えることができることを知りました。
以上のことから、「遺伝子組み換え」は生物が持つ性質を向上させるのみならず、新たな利用価値をも作り出せるという点でさらなる飛躍が期待できる技術だと感じました。
最後になりますが、私は今回の講義を通し
自分がよく分からないものを分からないままにせず、その実情を知ることこそが大切であると遺伝子組み換え技術から学ぶことができました。
これからの講座では一つ一つの講義の内容に対し自分の意見を持ち、学ぼうとする意欲を大切にして臨みたいと思います。
稚拙な文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございます。
投稿者 : 宮城県仙台第三高等学校