close

メニューMENU

TOPページに戻る
J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2022. 10. 02 | 受講生ブログ(高校生)

卵の奮闘 No.2

こんにちは。富谷高校2年安倍魁星です。定期テストも終わりゆっくりできる時間が増えたので、この記事を投稿します。今回は第4回の講義とNatureグループの発表会について話します。

 

まず、北川先生の「国内燃料の資源循環を考える~バイオ液体燃料の活用~」では、日本のディーゼル車の燃料として使われる効率の悪い廃食油の問題に着目し、開発された実用プラントに興味を持ちました。最近では資源循環型社会の中でメタンや天然ガスといったバイオエネルギーの地域に密着した活用がこれからは大事なのかなと考えていましたが、”油”から日本のエネルギー事情を取り上げるといった別の角度からのアプローチに興味を注がれました。世界ではトウモロコシなどの食用油が使われているのに対して、日本が廃食油を使っていることに驚きを感じ、世界と日本の環境問題に対する意識の違いを実感しました。日本は電力が不足していたり洋上風力発電の推進を掲げていたりしていますが、このような廃食油などの現状にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。

 

続いて、堀井先生の「21世紀のがん医療」を受けました。皆さんにとって癌は身近な病気であり、国民病の一つでもあります。もしかしたら、自分も将来罹るかもしれません。この講義ではone-size-fits-all型から一人一人の遺伝子・体に合ったpersonalize型へ移行している背景から抗がん剤や分子標的薬などの治療薬の開発・利用へとつながっていることを学びました。今後、医療関係者はより患者の健康状態を注視していかなくてはなりません。その時、双方が情報を適切にやり取りして患者と医者の良好な関係を保つことが必要でしょう。さらに、技術革新により今後は個人のゲノム解析の費用が今よりもっと安くなるそうです。しかしゲノムは個人情報の一つでもあることから、解析の普及化により患者のゲノムが流出され、悪用される可能性もあります。患者のプライバシーを守るにはどうすればいいのか。政府にはこれらに関する新たな法律の作成、医療機関には個人情報を慎重に扱うことを求め、この点においてもっと社会の中で議論しあっていかなければならないと思いました。また、ニュースで患者がコロナの治療に気を取られて癌の治療を受けられない人が増え、待っている間に進行してしまうという事実を知りました。コロナに限らず、癌やほかの病気にも満遍なく治療を受けられるように体制を整えていくべきではないでしょうか。

 

そして、最後にそれぞれのNatureグループで「環境問題に対してコミュニティで何ができるか?」というテーマの基にプレゼンテーションをして、どのグループが良かったか投票しました。残念ながら、僕たちの班は入賞できませんでしたが、発表を積極的に行うことができ、またたくさんのことを学べた良い機会でした。他の班のアイデアがどれも面白く感じました。例えば、SDGsをブランド化にするアイデアを提案した班が僕にとってはとても興味深いものでした。自分の発表としてはまだ具体的な案を出せなかったこと、時間を気にして早口で発表してしまったことが反省として残りました。これらの課題を学校などの場で改善できるようにしてプレゼンテーション力を高めていきたいです。

 

今回は地球環境を考えさせられるものが多くありましたが、資源循環型社会において自分の地域では何の資源をどのように活用していけばよいのかということを見つめていく必要があると感じました。稚拙な文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

投稿者 : 宮城県富谷高等学校


Author

トップへ