close

メニューMENU

TOPページに戻る
J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2022. 12. 01 | 受講生ブログ(高校生)

卵の奮闘No.3

こんにちは。宮城県富谷高校2年安倍魁星です。12月に入り、寒くなってきましたね。定期考査も終わり、修学旅行や冬休みが控えているので存分に味わいながら、科学に対する興味・関心も衰えることなく続けていきます。だいぶ遅くなってしまいましたが、第5・6回の講義の感想を述べていきたいと思います。

 

第5回

第5回目で対面式の講義が受けられると聞いて、東北大に行こうと決断しました。オンラインでも、多くの受講生と交流ができ充実していましたが、目が疲れてしまったり、壁越しに対面しているような気分で少し自然体でいられませんでした。当日の講義も緊張しましたが、交流をしていくうち次第に打ち解けて、最近の出来事や科学に対する思いを語り合うこともできました。

高木先生の講義では高電圧パルスパワーを使ってキノコを育成するという斬新な研究をされていることを学びました。電気というと家電や雷といった身近な自然現象から日常生活まで僕たちにとってなくてはならない存在です。先生は極めて短時間に高電圧を放出することで高い仕事率が得られるパルスパワーを利用して、植物の成長促進をさせているそうです。今日本では節電要請を出していますが、これからは電気を効率よく多岐に使う方法をみんなで模索していかなければならないのかなと思いました。

中山先生の講義ではエンザイムハンターつまり身の回りの酵素を探し実生活に応用するという研究をされているそうです。その一つとして花の色素とその酵素との関係を挙げて説明していました。皆さん、黄色いアサガオを見たことはありますか。アサガオの色としては紫、青、藍……あまり黄色いアサガオは見たことはありませんよね。どうして黄色いアサガオは咲かないのでしょうか。中山先生はこの疑問から黄色い花を咲かせるオーロンという酵素が十分に活性化されていないことが分かり、活性化するためにはどうしたらいいのか実験をコツコツと重ね、そして新たな黄色いアサガオを生み出したという話でした。以前僕は中学校の時理科の教科書で青いバラの開発という研究がされていることを知りましたが、バラ以外にも花の色素の研究がさまざまあるんだなと思いました。そのほかにプラスチックを分解する酵素の研究も世界中でされていることから、今後環境問題や社会問題の解決に酵素が関わってくるかもしれない分野だなと感じました。

 

第6回

渡辺先生から「教授の進路選択アドバイス」という演題で先生の経歴、どうして科学(植物学)に興味を持ったのか、そしてこれからの人生を歩む僕たちへのアドバイスを教えてもらいました。大事なのは多少の危険なことを顧みず挑戦し、自分のことを知ることだという警句が一番印象に残りました。確かに、あまり危険なことをしていないなと気づくことがあります。自分の日常生活を振り返ると、勉強や部活で忙しいと言いながら何もしていないと思いました。まちかどサイエンスの投稿を通じて基本的な自然科学の知識は身につけていこうと思います。また、渡辺先生の恩師の話も聞きました。資料に「絶対最後までやる!!ことが大切」とあり、毎日コツコツと科学のことを知る、自然観察することで、将来の自分にかかわってくるものだと認識しました。できる限り、家でも実験してみたり、わからないことは先生や友達に聞くこと、教科書でも気になったものは作ってみることを続けていきたいです。

続いて、東北大学の学生さんと大学のこと、受験のことなどもろもろお話ししました。皆さん親身になって丁寧に答えてくださり今後の進路選択の参考になりました。

レポートに関しては慣れてはきたものの、なかなか自分の意見を文章化することに苦労しています……。論理的に的確に相手に伝えるにはどうすればいいのだろうと試行錯誤しながら中途半端な回答にならないように時間をかけて取り組んでいます。今回は、受講生とたわいもない話で終わってしまいましたが、次回は科学ニュース・情報を新聞・テレビでコツコツ収集して気になった点や議論したい点を提示して語り合っていきたいです!

つづく

投稿者 : 宮城県富谷高等学校


Author

トップへ