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J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2024. 09. 19 | 受講生ブログ(高校生)

卵の軌跡Ⅲ

皆さんこんにちは!!

福島県立磐城高等学校2年の関内瑞輝です。

さて、本日のブログでは初の学会見学について記していこうと思います。

今回私が見学させていただいた学会は日本植物バイオテクノロジー学会が主催する

「植物の不思議とちから」~その秘密を探り、活かす、さまざまな眼と技~

というものです。

これは人のため、社会のための植物サイエンスということで植物の新たな知見を得ることを目的として参加させていただきました。今回の公演は

1,植物の雌しべはどうやって他者と自分の花粉を見分けるの?

2,植物と微生物の力で地球温暖化を食い止める!

~市民科学「地球冷却生物」の挑戦~

3,プラズマを利用して植物を病気に強くする

4,薬を作る植物の起源とこれから

5,オーダーメイド実用植物を作る

の5つでした。どれも題名から惹かれる素晴らしいものばかりでした。そのなかでも私は、1番の植物の自己と他者の花粉の見分け方についての講演が最も興味深く印象に残っています。

実は私もこの疑問について小学生のころから断続的にではありますが検討をしてきました。小学生ではサンタ?からもらった顕微鏡を用いて家や公園の花を採取して花粉を観察しました。ここでは花によって花粉の大きさや形に違いがあることしかわからず、そのためこの形質の違いによって受粉に必要な何らかの反応が起こらないのではないか、と考えていました。また、中学生になり花粉管について勉強したことで、さらに考えを深めることはできましたが最終的に自分が納得できる結論には至らないままでした。

しかし、ついに今回の講演で長年の謎を解くことができました。

また結論は小学生の時に考えた内容がほぼ当たっていたため非常にうれしかったです。これは雌しべと花粉が所謂「鍵」と「鍵穴」の関係に近いものを持っているからなのですが、詳しくは皆さんも調べてみていただきたいです。

他にも「市民科学」という科学者と市民が共同して研究する分野があることなど、様々な最新の実験、研究方法の知見を得ることができました。

今後もさらに視野を広げ、科学の分野を俯瞰的にみるべく様々な活動に参加していきたいです!!

投稿者 : 福島県立磐城高等学校


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