こんにちは!
秋田県立秋田高等学校2年
大信田宝来です。
最初で最後の投稿になってしまうと思いますが、この場をお借りして「科学者の卵」の振り返りをさせていただきます。
私がこの講座で学んだことは(他にもたくさんあるのですが)主に3つです。
①対話や質問の大切さ
「科学者の卵」では全国各地から集まった、たくさんの方々と話すことができました。個人的にはこれがこの講座の最も大きな魅力のひとつだと思っています。地元や高校の話をするだけでも一気に世界が広がりましたが、それぞれ関心のある分野が異なっているため知らなかった世界を教えてもらうことができ、また物事の捉え方、着眼点、将来の夢など、とにかくあらゆる面でハイレベルな方に囲まれて過ごし、「自分もより一層努力しなければ」と刺激をもらいました。
鋭い質問が飛び交うのもこの講座ならではだと思います。最初はそのすごさにただ圧倒されるだけでしたが、自分でも1回は質問してみようと思い、オンラインではありましたが質問することができました。質問を考えながら話を聞くと自ずと深い理解につながり、実際に質問するとさらに理解が深まる、という好循環が生まれることを実感しました。これからも恥ずかしがらずに質問していきたいと思います。
②自分の考えを相手に伝える方法
ビジネスアイデアのプレゼンや発表会での研究報告などで、多くの方が堂々と、非常にわかりやすく説明していました。私は人前で話すとどうしても緊張してしまい、自分の考えを上手く伝えられないことが多いので「自分もこんな風に話せるようになりたい!」と強く感じました。そこである発表者さんに「どんなことを意識して話しているのか」を聞いてみたところ
といった「あたりまえのこと」を徹底している、と教えていただきました。3年生、大学生、社会人と人前で話す機会はこれからどんどん増えていくので、発表者の方々の立ち振る舞いを思い出し、あたりまえの徹底を意識して、徐々に上達していければと思っています。
③多様な視点を持つことの必要性
これは先生方の講義を聞いて常に感じていました。私は生物選択で物理が大の苦手なのですが、物理基礎は必修だったため、授業だけは頑張って聞くことにしました。すると物理系の先生の講義で知っている現象や用語が登場し、僅かながら理解できる部分が増えたのです!それだけでなく、講義を通してたとえ生物や化学の分野であっても物理と関わりが深いことが決して少なくないと知りました。また、研究をスムーズに進めていくにはいわゆる「自然科学」の知識だけでなく、法律や社会が抱える問題を学んだり、あるいは自分とは違う立場にある人(賛成↔反対など)の考えを想像したりすることが必要になると感じます。これらのことから、私は興味のある学問を追究するのに加えて、幅広い教養を身につけた人になる必要があると思いました。そのためにまずは、どの授業にも積極的に参加し、文理問わず様々な本を読み、世界で起きていることに関心を持って生活したいと思います。
次はもっと成長したひよこ🐣として皆さんに会えるよう、この経験を糧に勉学だけでなく色々なことに挑戦していきます!
1年間ありがとうございました。
投稿者 : 秋田県立秋田高等学校