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活動ブログ

2025. 07. 31 | 受講生ブログ(高校生)

第2回講義を終えて

こんにちは!長岡高校1年の髙橋花音です。暑い中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。私は新潟県から参加しているのですが、実は新潟県から宮城県まで直通の新幹線が無いんです、、、なので毎回大宮という埼玉県の駅で東北新幹線に乗り換えています。(長岡から仙台まで片道3時間半かかります、、汗)でも移動含め(?)科学者の卵養成講座は本当に勉強になるので、これを読んでいて来年度の講座受講への応募を迷っている方はぜひ応募する事をオススメします!(自分も最初は応募しなくていいや、と思っていたのですが、散々迷った挙句応募し、今これを書いていますので、、)余談はここまでにして、第2回講義で学んだ事を書いていこうと思います。

第2回講義は、「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性〜花粉と雄しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構〜」「クォーク多体系の実験研究ー宇宙の物質進化の謎にせまるー」の2本立てでした。講義の内容については、おそらく他の受講生の方々が書いて下さっているのでここではさらっと紹介します。「自家不和合性」とは、簡単に言うと自分の花粉が自分のめしべに受精するのを防ぐ仕組みのことです。これによって他殖性植物は遺伝子多様性を保ち、絶滅から逃れる事が出来ます。私がこの講義から学んだ事は、学校で習う生物基礎や数学から一歩踏み出す事で、一気に身近なサイエンスに近づく事が出来るという事です。具体的な例を出すと、みなさんが中学校で習ったメンデル「遺伝の法則」は私たちの食生活に密接に関係している「品種改良」という話に繋がってきます。品種改良によってできた植物には、みなさんが一度は食べた事のあるであろうリンゴの「ふじ」や米の「アキタコマチ」などがあります。(中学校の勉強が食生活に繋がるなんて面白いですよね、、)私は、この講義を通して、普段学んでいる理科や数学を「実生活とどのようにリンクしているか」という視点で捉える事の大切さを学びました。

クォーク多体系の講義では、今現在の自分の能力では理解しきれなかった部分もあった中、積極的にレベルの高い質問をしている仲間の姿がとても良い刺激になりました。私には、核力やバリオン間力などクォーク多体系の研究を行うことで今まで全く別の学問だと思っていた宇宙物理学に繋がるというのがとても新鮮な視点でした。私が今学校で学んでいる生物基礎や物理基礎が何か別の医学や工学に繋がってくると思うと、「なんの意味があるのだろう」と思っていた教科も、「どこかで自分の興味のある分野と繋がるのかもしれない」と前向きになる事ができました。思い返してみれば、小学生の頃に読んでいた子供向けNewtonの知識が今役立っていたりと、日頃から様々な方向へ知識を広く増やしていく事が大切であると実感しました。高校生である今、大学での講義や研究に向けて基盤を作っていくことが本当に大切であると学びました。そのためにも科学者の卵養成講座で研究に向かう基礎力を高めていきたいです!

長文ですみません🙇‍♀️読んでいただいてありがとうございました!みなさん8月7日にまたお会いしましょう!

投稿者 : 新潟県立長岡高等学校


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