皆さんお久しぶりです米沢興譲館の土屋心宇です。
あっという間に10月に入り、肌寒い季節に差し掛かってきました。
ところで皆さん中秋の名月は見たでしょうか?私はちょうど下校中に見ることができました‼とっても大きくてきれいで…疲れが一気になくなりました。米沢興譲館の10月のイベントといえば、マラソン大会です。7kmも走らなければいけません…生きてゴールできるかすらも心配なほどです。皆さんの学校でも、このような過酷なイベントはありますか?ぜひ教えてください。
さて、今回は3回目の日英サイエンスワークショップと第4回講義の北川先生、久利先生の講義について振り返っていきます。
本当は3回目と4回目のブログを分けたかったんですけどね…気づいたら10月になっていました。お許しください。
日英サイエンスワークショップはとても刺激的で、海外の方々と共同研究をしたからこそ得ることができたことも多くあるのではないかと考える発表でした。どの班も深いところまで考察をし、研究を行っていて素晴らしかったです。私の学校からも1人日英サイエンスワークショップに参加した生徒がいたのですが、本当に素晴らしい英語の発表、質疑への回答でした。オンラインでの参加もあったのですが、直接聞きに行って、直接質問ができて本当に良かったです。また、この企画を通じて、自分の英語力の至らなさに気づきました。英語はこの先必須になってくる学問です。学校での研究活動も英語で行われることが多々あります。自分の力をもっと高めていけるよう、精進したいです。
北川先生の講義「国内資源の循環を考える~バイオ液体燃料の活用~」
北川先生のお話は、予習動画の裏話ということで、装置のもっと詳しい内容や、研究をするうえで大切なことをご教授していただきました。タイトルにもある通り、国内の資源の循環がどれだけ大切なのかということもお話ししていただきました。多くの物資を他国のから輸入してきている日本ですが、もしも他国とのつながりが切れてしまったら?と考えるととても恐ろしいことです。北川先生もおっしゃったように、死ぬのを待つしかないのかもしれません…そんなことが起こらないよう、国内で生成される廃油や、廃棄物を新しく燃料にすることが現在すすめられているのだなと感じました。また一番驚いたことは、米ぬかから米油をつくる際に出る未利用油などから、ビタミンCやスーパービタミンEなどが回収でき、様々な業種の製品に用いることができることです。お米という一つのものから、自分たちの身の回りにあるもののほとんどが完成してしまうと思うと、お米様様ですよね。原料から変えるのではなく、今あるものをどう生かしてくか 私たちの環境に対する柔軟な対応が問われる時代です。このことを頭に入れ、研究や、探究活動に挑んでいきます。
久利先生の講義「防災情報を活用しよう」
久利先生のお話は緊急地震速報のことについてでした。なかなか緊急地震速報のことのみについてのお話は聞けないため、とても貴重な機会でした。やはり、私たちの記憶に新しいのは、東日本大震災です。とはいっても、すでに12年の月日が経過しました。多くのものを失ってしまったこの震災が、いつか人々の記憶から風化してしまうのかと思うと、とても悲しいですね。
避難の際に大切なことは、なぜそのような行動をするのか理解することです。児童に抜き打ちで避難訓練をした際、普段からするべき行動を指導していたにも関わらず、本棚に近づく人や、固まってしまう人がいたそうです。その真意は、行動の理由をいまいち理解できていないからだといいます。なぜ本棚には近づいていけない?→倒れてくる危険性があるから!などという行動の意味を納得することが重要なのだと知りました。
緊急地震速報は常に改良を続けているという点にとても驚きました。多くの箇所での揺れを検知し、一つの大きい揺れと換算してしまう誤作動を改善するIPR法や長周期の対応など、様々な改良がおこなわれています。私たちの命を守るために尽力してくれている気象庁の皆様、緊急地震速報を届けてくれる地震計様には大きな敬意を払いたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今回は中秋の名月の写真を載せたいと思います。
ちなみにアイキャッチ画像は山形県米沢市にある天元台という場所です。冬になるとスキー場になるのでぜひ行ってみてください。
投稿者 : 山形県立米沢興譲館高等学校