close

メニューMENU

TOPページに戻る
J.of Science EGGS 東北大学基金へのご協力のお願い 探求型 科学者の卵

活動ブログ

2023. 09. 24 | 受講生ブログ(高校生)

たまごの日記

気付いたら第4回の直前だった

こんにちは、仙台青陵中等教育学校 4年 高橋明里です。

前回の反省を活かし、今回は2回目の講義が行われた日にブログを書き始めました。

が、この日には書き終わらず、次の日から旅行に行き、合宿に行ったと思ったら夏期講習がはじまり…という夏休みを過ごした結果、まとまった時間が取れたのは4回目の講義の直前。ということで、2回分まとめて書くことにしました。長くなりますがお付き合いください。

 

と、その前に、前回同様、講義の話の前に一つ雑談を。

夏休み中、東北大学のオープンキャンパスに参加しました。1日目は川内キャンパス、2日目は星陵キャンパスに行きました。対面での開催は久しぶりということで、多くの人でにぎわっていた…のはいいのですが、地下鉄の混み具合といったらもうすごかったです!ほんとに!友達と行ったのですが、流石にあの人混みの地下鉄に乗るのはちょっと…ということで、川内キャンパスまで歩いて行きました。夏の日差しは強かったですね…暑かったです。

星陵キャンパスでは、気管挿管と外科ツアーに参加しました。気管挿管の体験では、舌を持ち上げ、気管が見えるようにするための道具を使いました。この道具を患者さんの歯に当ててしまうと、てこの原理で前歯が折れてしまうかもしれないのだそうです。この、「歯に当てない」というのがなかなか難しい。ちなみに私はガッツリ前歯に当ててしまいました。内科ツアーと医学科見学ツアーにも応募したのですが、友達とともに落選してしまいました。研究室見たかったなぁ…

落選したり、トラブルを起こしまくったりしましたが、大学生の方のお話を聞くという収穫を得ると共に、友達とのお出かけを楽しみました。

では、本題に入りましょう!

 

 

第2回講義について

2回目のの講義は、

「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」(渡辺先生)

「クォーク多体系の実験研究 ー宇宙の物質進化の謎にせまるー」(金田先生)

「ピラミッド原則~伝わる文章術を手に入れよう~」(羅漢先生)

と、豪華3本立てでした。

 

1つ目の講義は、自家不和合性(非自己花粉にのみ水を与えることで、自己花粉との受精を行わない性質)を持った植物についてでした。この性質を持った植物は、鍵と鍵穴のような機能を持っており、自己花粉と非自己花粉の判別ができるそうです。これは、近親交配を妨げることで、種内の遺伝的多様性(様々な環境に耐えられるようにするため、様々な遺伝子を持っておく)を保つことに繋がります。ちなみに、この講義の中でもサツマイモの話が登場しました。あえて、自己花粉で受精させてみると、5代目までは植物が小さくなるなど、うまく適応できませんが、6代目以降は植物のサイズが一般的になるなど、他殖性(他の植物の花粉でしか受精できない)から自殖性に変わるそうです。サツマイモはおいしいだけでなく、植物の分野でよく出てくる、貴重な植物なんですね〜 さすがサツマイモ!!

 

2つ目の講義は、まず、予習動画が難しかった!!20分の動画を見るのに1時間半かかるという内容の濃さでした。2回目ということで、運営側が本気を出してきたと思いました、マジで。(本当はここで要約を書きたかったのですが、話が繋がりすぎてどこで切ればいいのかわからなくなってしまったので感想だけ書くことにします。)クォークやゲージ粒子など、初めて聞く単語だらけで、調べることがたくさんありました。あまり宇宙の話に興味はなかったのですが、この難しい話をいつか理解できるようになりたい!と思ったので、もう少し簡単な部分から学んでいきたいと思います。(まずは中学の理科の教科書を読み直すところから…)

 

3つ目の講義は、ピラミッド原則についてでした。相手に物事を伝えたいときに、どう伝えればよいのかというお話でした。物事を伝える際、まず最初におおまかに伝えたい内容を話し、その後、少しずつ細かい話に持っていくという内容でした。その中で、学校の問題などで出てくる、小論文などの要約のコツについて教えていただきました。小論文などの文章は、最初に述べた例に沿って考えると「細かい話」を述べているそうです。そのため、上手に要約するためには、話の共通点を見つけ、その共通点を書いていくと良いそうです(つまり、話を抽象化するということですね)。少しピラミッド原則を意識して書いてみました。ブログは読み手の反応がないので、上手く使えているかわからないですね笑

 

以上が2回目の講義の内容でした。3回目の、日英サイエンスワークショップは、部活の合宿に行っていたので参加できませんでした。同年代の人たちがどんなことを研究しているのか、英語で話を聴けるのを楽しみにしていたので残念です。

 

 

第4回講義について

ここからは第4回講義について書いていこうと思います!

第4回講義では、

「国内資源の循環を考える~バイオ液体燃料の活用~」(北川先生)

「防災情報を活用しよう」(久利先生)

という内容でした。

 

1つ目の講義は、国内で使用済み、または未使用の「廃棄油」をもう一度活用しようということを目的にした研究の内容についてでした。お話を聞いていると、先生は、「国内に余っているもの」をもう一度活用しようというコンセプトのもと、研究をされているようでした。作ろうとしている製品に合わせた原料を探し、使うのではなく、今あるものをどう使うかを考えるというお話もあり、実用性を重視した研究なのだと感じました。これまでの講義と比べ、研究から新しい事実を発見するというよりかは、コスト面や実用性も重視し、世の中に役立てるにはどうすればよいかという部分にかなり重きをおいているのだと感じました。ただ「研究」と言えど、「何を目標にするのか」によって内容が大きく変わってくるという印象を受けました。

 

2つ目の講義は、防災についてでした。とても印象に残っているのは、「災害時にやらなければならないこと」という知識だけでは行動に結びつかないというものです。実験で避難訓練を行った際、「やらなければならないこと」がわかっていたとしても、その行動をする理由がわからない人は、知識を行動に移すことができなかったという結果が出たそうです。年に1回以上避難訓練をしていてもそうなってしまうことに意外性を感じました。

また、話は変わりますが、地震を感知する装置は、電圧等も見て異常検知ではないかを判断し、緊急地震速報につなげるそうです。流石、地震大国日本の気象庁だと思いました。ほんとに。

 

 

次回は、がん医療の講義があるということで、とても楽しみにしています!!(1番楽しみにしている講義です!!)

2回分まとめて書いたせいでA42枚をちょいオーバーした文量になってしまいました。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

(今回のアイキャッチ:夏休みの旅行中に撮った写真 滋賀で撮りました!)

投稿者 : 仙台市立仙台青陵中等教育学校


Author

トップへ